飛行機の所要時間・1
日本の上空ではほぼ西から東に向かって風が吹いています。この風は、偏西風(へんせいふう)と呼ばれています。では、なぜいつも西風が流れているのでしょうか。日本より南の低緯度地域では太陽から受ける熱の量が多いため、空気が暖められます。一方、日本より北の高緯度地域では、太陽から受ける熱の量よりも逃げる量が多く、空気は冷やされます。北と南で温度差が大きくなると、この差を解消しようと空気の流れができるのです。簡単にいうと、日本列島の位置する中緯度地域では南の暖かい空気と北の冷たい空気との境となり、また、地球が自転しているために右向きの力を受けていて西風がいつも吹いているのです。+