酸性雨
今、地球は様々な環境問題を抱えています。そして、そのひとつに酸性雨というものがあります。酸性雨とは、ある一定以上の酸性を示す雨や雪などのことで、中国では「空中鬼(くうちゅうき)」、ヨーロッパでは「緑のペスト」ともよばれています。早くからこれが問題視されていた欧米諸国では、酸性雨によるものと考えられる生態系への影響が報告されています。そして日本でも、欧米諸国同様、酸性雨が日常的に降っているのです。一般に、雨水には空気中の二酸化炭素が溶け込んでいるため弱い酸性を示しますが、空気が汚染されている場合にはその汚れが雨水に溶け込んで強い酸性になることがあります。つまり酸性雨が発生するのは、人間の産業活動が引き起こした大気汚染が原因なのです。その大気汚染物質の中でも工場から出る煙や自動車の排気ガスなどに含まれる硫黄酸化物や窒素酸化物とよばれる物質が雨を強い酸性に変えています。これらの排出ガスは上空へと立ち上り、ときには1000キロメートルも離れた場所にまで流されていくことがあります。そのため酸性雨の影響はたいへん広範囲に及ぶもので、これを防ぐには国境を越えた協力が必要になります。






























































































































































