寒さが日増しに厳しくなっていますが、体が感じる寒さは気温だけでなく、風速によっても大きく左右されます。それだけに風速は日常の生活の中でも重要な気象要素の一つといえるでしょう。
風はいつも一定ではなく、強くなったり弱くなったり常に変動しています。
そのため、天気予報などで、ある時刻の「風速」を表現する場合は、その前10分間の風速を平均した値が用いられています。その中で、瞬間的に吹いた風の速さは、「瞬間風速」と呼ばれています。
また、「風速」の最大値は「最大風速」、「瞬間風速」の最大値は「最大瞬間風速」といいますが、「最大風速」は平均された風の速さの最大であるため、瞬間的に最も強く吹いた「最大瞬間風速」の値はその1.5倍から3倍にもなります。
ちなみに、風速が0.2メートル以下のときは風速の値や風向を表現せずに、気象用語では「風弱く」や「静穏」などという表現を用います。
お天気豆知識(2025年11月30日(日))


ある時刻の「風速」とは、その時刻の前10分間の平均風速のことです。
例えば、「12時の風速が4メートル」といった場合は、11時50分から12時までの10分間に観測された風の速さの平均値が、4メートルということになります。しかしこの10分間には、風の弱い瞬間もあれば、強い風が吹くときもあります。
風は常に変動していて瞬間的には強風が吹くこともあり、その一瞬の風が屋根の瓦を飛ばしたり、木を根こそぎ倒すなどの被害を引き起こすこともあります。
たとえば、低気圧が発達するなどして風速が10メートルと予想される場合でも、これは平均風速であって、瞬間的にはおよそ15メートルから30メートルの風速になることがあるのです。
そのため天気予報を利用するときは、平均風速なのか瞬間風速なのかを見極める必要があるでしょう。

