3月3日はひな祭りで、桃の節句です。今ではすっかりおなじみのひな祭りも、もともとは中国から来た厄をはらうための行事でした。
この厄払いは、水で身体を清めて桃の花びらを浮かべたお酒を飲むというものです。とくに中国では、桃は理想郷に咲くおめでたい花であり、不老不死の薬とも考えられていたため、この日に桃のお酒を飲んで祝うという風習があったのです。
それが日本に伝わり、ひな人形を飾って、白酒、ひしもち、ひなあられ、そして桃の花をお供えするというお祭りになりました。そのため、いまでは人形の脇を飾っているだけの桃も、日本に伝わってきた当時は邪気をはらうためのものであって、ひな人形にも身に降りかかる災いを代わりに受けとめるという役割があったようです。
今でも和歌山市の淡嶋神社や鳥取市用瀬町(もちがせちょう)などでは、「流しびな・ひな流し」といって災厄を引き受けたひな人形を川や海に流すという行事が行われています。
お天気豆知識(2026年03月02日(月))


3月3日のひなまつりは、おひな様を飾り、菱餅(ひしもち)や白酒(しろざけ)、また桃の花にひなあられを供えて、女の子の成長や幸福を願うお祭りです。
美しい衣装を身にまとったおひな様やお内裏様にうっとりしている女の子も多いのではないでしょうか。
いつまでも見ていても飽きないひな人形ですが、3月3日の桃の節句を過ぎたら、早く片付けたほうがいいようです。
ひな祭りの風習をたどってみると、もともと平安の貴族社会では、身のけがれや災いなどを人形に移し、川や海に流すことで自分の身の無事を願う行事でした。このためか、いつのまにか3月3日を過ぎてもひな人形を飾っていると婚期が遅れてしまう、といった言い伝えが生まれたようです。
ひな祭りは年に一度のことなので、3月3日を過ぎてもひな人形を飾っておきたい気持ちも分かりますが、しきたりも大切です。ひな祭りが過ぎたら速やかにしまうようにしましょう。

