8月の北の空を眺めてみると、ちょうど頭の上あたりにひときわ明るく輝く星があります。七夕伝説の織女星(おりひめぼし)でもあり、夏の大三角を形作る「こと座」のベガです。
そのベガの東側にあるのは「はくちょう座」に属するデネブで、デネブも夏の大三角のひとつです。デネブは大空に翼を大きく広げたはくちょう座の中で、尾の部分にあたります。
はくちょう座は、十字のような星の並びをしているため見つけやすい星座で、その形から南半球の南十字に対して北十字とも呼ばれています。
デネブから視線を低くすると、そこにはWの形で有名なカシオペヤ座と流星群でおなじみのペルセウス座があります。
一般に、流星群とは放射点と呼ばれる所を中心に四方八方に流れるように見える流れ星の集まりで、その放射点のある星座をとって○○座流星群と呼びます。ペルセウス座流星群は、数ある流星群の中でも最も見やすい流星群と言われています。
例年そのピークは8月12日から13日にかけての夜にあたります。ピーク時には1時間に平均して50個くらい流れます。今年はいくつ見られるか、楽しみですね。
お天気豆知識(2026年08月01日(土))


8月の南東の空には、夏の大三角形のひとつである「わし座」のアルタイルが光っています。アルタイルは七夕伝説のけん牛星でもあり、織姫星(おりひめぼし)であるベガの間には白くもやっとした天の川を見ることができます。
そして南の低い空に目をやると、S字の形をした「さそり座」があります。さそりの心臓に位置する星はアンタレスと呼ばれる一等星です。
さそり座の上には「へびつかい座」がありますが、1等星がないため、あまり目立ちません。へびつかい座の西側にはへび座の頭があり、東側にはへび座の尾の部分があります。一つの星座を挟んで、二つに分かれている星座というのは夜空の中でもへび座だけです。
また、このへび座の尾の部分とさそり座の間には、小さなひしゃくの形をした星の並びがあります。これを北の空の北斗七星に対抗して南斗六星といいます。
中国では北斗の星が「死」をつかさどるのに対して、南斗が「生」をつかさどる神と考えられていました。人間が生まれると、この2人の神が相談して寿命を決めると考えられていたのです。

