皆さんは様々なメディアの天気情報で気象衛星ひまわりの画像を見たことがあるでしょう。
ひまわりの画像には「可視画像」、「赤外画像」、「水蒸気画像」、「トゥルーカラー再現画像」などの種類があります。
同じ日、同じ時間の画像を比べてみると、見え方に違いがあるのが分かります。
可視画像は解像度が高く、全体に雲が細かく輪郭がはっきり見えます。可視画像に白くはっきり写っている雲も、赤外画像で見てみると、薄くぼんやりとしか見えないこともあります。
このような見え方の違いは、どうして起こるのでしょうか。
お天気豆知識(2026年07月20日(月))


気象衛星から送られる可視画像と赤外画像の違いは、衛星のセンサが受ける光の波長の違いによります。可視画像は可視光線の画像のことで、可視光線とは私達が目で感じ取っている波長域の光です。
そのため、可視画像はちょうど人の目で見たのと同じようになり、夜や朝、夕方の日光の届かない場所では雲の様子はわかりません。
一方、赤外画像は、人の目では感じることのできない赤外線をとらえます。可視画像とは違い、日光に関係なくく雲の様子をとらえられるメリットがあります。
赤外画像は温度を反映していて、温度の低い雲、つまり高い雲ほど白く映る性質があります。そのため、温度の高い低い雲や霧はほとんどとらえることができません。
天気予報では、雲の流れを見たいときは昼でも夜でも同じように雲を映せる赤外画像、低い雲をはっきり見たいときは可視画像というように、それぞれの特徴を理解することで、より効果的に利用しているのです。

