新緑が映える5月になると、青々としたクローバーの中に白い花が咲きはじめます。この花を使って首飾りや冠を作って遊んだことを思い出す人もいることでしょう。
クローバーはヨーロッパ原産で、日本ではシロツメクサの名でも親しまれている多年草です。
江戸時代にオランダからガラス製品が送られてきたとき、この草を乾燥させた物が品物を守る詰め物として使われていたため、ツメクサ(詰め草)という名前がつけられました。
明治になると牧草として輸入されるようになり、その強い繁殖力から栽培していたものが各地に野生化して、今では日本中で見かける身近な草花となったのです。
花は40から80ほどのごく小さい花が球状に集まったもので、同じ仲間には赤紫色の花をもつアカツメクサ、黄色の花をもつコメツブツメクサなどがあります。葉はふつう三枚ですが、ときには四枚のものもあり「四つ葉のクローバー」として珍重されています。
お天気豆知識(2026年05月06日(水))


クローバーといえば「四つ葉のクローバー」が有名ではないでしょうか。
クローバーの三枚の葉は信仰、希望、愛を表し、四つ葉になると、そこにもうひとつの幸福が加わるということで四つ葉のクローバーが喜ばれています。
この話はヨーロッパでは古くから伝えられてきたようで、キリスト教との関わりが強いようです。クローバーは普通は三つ葉ですが、なぜ四つ葉ができるのでしょうか。
クローバーの茎は、上に伸びずに地上をはうようにして伸び、本来は踏みつけられることに強い植物ですが、人通りの多い所でたくさん踏まれると、茎の先端などの成長の速い部分が傷つけられることがあります。これが原因で葉が四枚の四つ葉ができるのです。
このため、道端などのとくに人通りのはげしいところに行けば、四つ葉は比較的見つけやすいようです。晴れた日は案外身近に生えている四つ葉という幸せを探してみてはいかがでしょうか。

