9月7日は二十四節気のひとつ、「白露(はくろ)」です。
白露は、気温もようやく順調に下がり始めて、草などに頻繁に宿るようになった露が秋の趣を感じさせるころ、という意味です。
また、この日は季節が「初秋」から「中秋(仲秋)」へと移るときでもあります。
初秋の季語には、「新涼(しんりょう)」や「初涼(しょりょう)」、「秋涼(しゅうりょう)」など「涼」という漢字が使われています。
中秋(仲秋)になると、「冷ややか」、「秋冷(しゅうれい)」、「冷え冷え」というように、「冷」という漢字が使われるようになります。
このことからも、秋が深まってくるのがわかりますね。
お天気豆知識(2026年09月06日(日))


秋の七草の一つに、キキョウがあります。奈良時代の歌人、山上憶良(やまのうえのおくら)が、万葉集で挙げた七草の中には、キキョウは入っていませんが、憶良の詠んだ朝顔が当時のキキョウを指すということで、今では秋の七草の一つになっています。
キキョウは、日本の他に中国北部や朝鮮半島などに広く分布し、日当たりのよい山地や草原に生える多年草です。花の咲く時期は、夏から秋までと長く、1メートル前後の茎の先端に、ふっくらとしたつぼみをつけ、横向きに紫または白色のくっきりとした星形の花を咲かせます。
日本では、昔から気品に満ちた花の色や形が人々に好まれ、観賞用として庭園に植えたり、生け花などで親しまれています。一方、韓国では、観賞よりも漢方薬や食用として利用されています。キキョウの根はごぼうのように太く薬用成分のサポニンを含んでおり、せきやのどの薬、漬物や煮物、揚げ物にして食すところもあります。
なお、日本ではこの花を見かけることは少なくなってしまいましたが、京都の寺院では、この時期キキョウが咲き誇るところもあるようです。
