夏にはスイカ、秋はリンゴやカキなど、旬の果物や野菜を味わうことは季節ごとの楽しみですね。
果物や野菜は甘いほどおいしく感じますが、この甘みには天気が大きく影響しています。
植物は太陽の光によって光合成を行い果実を作ります。ですから、日差しがたくさんあれば、十分甘い果物や野菜ができそうな気がしますが、甘さの秘密はそれだけではありません。
実は、昼夜の気温差が大きいと果物や野菜の甘さは増していくのです。単に気温が高ければよいわけでなく、昼間は気温が高く朝晩は冷え込む、という環境が果物や野菜が甘くなる条件なのです。
果物の栽培が盛んな地方は、こうした気象条件を満たしている場合が多いのです。
お天気豆知識(2026年04月14日(火))


メロンやナシ、スイカなどの果物や野菜は、一般に日照時間が多くて降水量が少なく、さらに一日の気温の差が大きいと甘くなります。
おいしい果物の産地を見てみると、気温差の大きい内陸であったり、夜に冷え込みやすい砂地であったりするのです。では、なぜ一日の気温差が果物の甘みを作り出すのでしょうか。
気温の高い昼間、植物は太陽の光によって光合成を行い、甘みの正体である糖分を作ります。この時は晴れている時のほうが曇っている時よりも生成される糖分が多くなります。つまり、日照時間が長い晴れた日の昼間は甘みが蓄積されていくのです。
一方、夜は呼吸によってエネルギーである糖分を消費する時間帯になります。このとき、気温が低い時のほうが高い時よりも呼吸活動が弱いため、甘みのもとである糖分を消費する量が少なくなります。
その結果、夜の気温が低いほうが甘みの強い果実ができるというわけです。
今では、こういった気象条件を人工的に作り出すことによって、甘くておいしい果物や野菜をいつでも栽培することができるようになっています。

