これから蒸し暑くなってくると、水虫になったり、その症状が悪化しやすくなります。水虫は一日中靴を履かなければならない職業の人に多く、年齢が高くなるほどその割合も高くなる傾向があります。
水虫の正体は白せん菌とよばれるカビの一種です。白せん菌は皮膚の一番外側の角質層にくっつき、皮膚の成分を栄養にして生きていきます。
また低温で乾燥している冬場などは鳴りを潜めていますが、春から夏にかけての高温多湿な環境では活発に増殖し、患部を悪化させるのです。
人の角質層は外部からの刺激や雑菌などから身体を守るため丈夫にできています。そのため、いったん白せん菌が皮膚に住み着いてしまうと、治療薬が浸透しにくいためなかなか死滅しません。
しかも白せん菌自体、生命力が強く、はがれ落ちた皮膚の中で何か月も生き続けると言われるほどです。
このように、水虫は手強い病気なので、これからの蒸し暑い季節には足の手入れは念入りに行いましょう。
お天気豆知識(2026年06月22日(月))


もし水虫にかかってしまったら、涼しく保つこと、乾燥させること、清潔に保つこと、根気よく続けることの4つが治療の大事なポイントになります。
水虫は汚れを好むため、患部がむれるほど悪化しやすくなります。患部を清潔に保つためには、寝る前などに石けんでよく足を洗い、その後足の水分をしっかりと拭き取るようにしましょう。
また、靴下や履物はできる限り通気性のよい素材を選ぶようにすれば、菌が喜ぶ高温多湿の環境になりにくくすることができます。
水虫によるかゆみなどの症状は、薬を塗れば一時的におさえることができますが、症状がなくなって表面上きれいになったからといって完治したわけではありません。
薬をやめると水虫の症状は再びあらわれてきます。薬によって皮膚の表面にいた菌がなくなっても、皮膚の内部に残っている場合があるため、治療には焦らずじっくり続けることも重要なのです。
なお、水虫と思い込んでいたものが実は違う皮膚病で、間違った治療によって症状を悪化させてしまったという例もあります。病気かなと思ったら、自分の判断で治療をはじめる前に、一度皮膚科で診察してもらったほうがよいでしょう。

