2月19日は二十四節気のひとつ、雨水(うすい)です。
雨水(あまみず)がぬるみ、草木が発芽し始めるころで、これからは日ごとに春の兆しが見られるようになります。
また雨水(うすい)は、雪の季節が終わって雨の季節になるころとか、雪や氷が溶けて水になるころという意味から来ているともいわれています。
日本海側の地域では主に1月が最も雪の多い時期ですが、東日本や西日本の太平洋側では2月に入ってからの方が雪は降りやすくなります。とくに東京を例にとってみると、過去30年の旬ごとの雪日数は、2月上旬が一番多く、次いで多いのが2月中旬です。ただ、雨水を過ぎる2月下旬以降は、雪の降る頻度は2月上旬や2月中旬と比べて半分くらいとなります。
まさに雪の季節から雨の季節へと変わる境目が、「雨水」なのですね。
お天気豆知識(2026年02月18日(水))


冬の寒さの中に咲く花にスイセンがあります。大地が雪に覆われてしまっても独特の美しい花を咲かせ、香りを放つことから「雪中花(または雪中華)」とも呼ばれています。
スイセン属の花は世界に30種類ほどあるといわれていますが、地中海沿岸地域が原産のものがほとんどです。
日本には、花びらが白くて一本の茎に5個から8個の花をつける房咲きの「ニホンスイセン(ニホンズイセン)」ただ一種が自生しています。このスイセンも地中海沿岸からシルクロードを通って、中国に伝来し、その後日本にやってきたと考えられています。
そのためスイセンは、冬は温暖で雨量が多く、夏は雨が少なくて乾燥する地中海と同じような気候を好み、野生のスイセンは、海岸のほか、標高の低い山地や崖、畑の周辺などの日当たりの良いところに多く見られます。
国内に自生しているものは一種類でも園芸品種となると一万以上もあります。寒さの中に咲く野生のスイセンの凛とした姿からは、ひと味違った美しさが感じられることでしょう。

