土用とは、立春、立夏、立秋、立冬の前18日間または19日間のことですが、一般に土用といえば夏の土用を思い浮かべます。
夏の土用は一年で最も暑い時期でもあるため、江戸時代から夏バテ防止の目的で土用の丑(うし)の日にウナギを食べる風習が続いています。
そもそも暑い夏にウナギを食べるという習慣はもっと古い時代からあったもので、万葉集の大伴家持(おおとものやかもち)の歌からも知ることができます。
ウナギのほかにも、「土用しじみ」や「土用もち」などというのもあって、昔から夏バテ防止によいとされています。
寝苦しい夜が続いて寝不足になったり、厳しい暑さで体調を崩すことのないよう、健康には十分な配慮をしたいものですね。
お天気豆知識(2026年07月19日(日))


ドッグデイズ(DOGDAYS)という英語があります。これを日本語に訳すと土用や盛夏などといった暑い夏の日の意味になります。
ではなぜ、暑い夏の日がドッグ、犬なのでしょうか。これにはシリウスという星の動きが関係しています。シリウスはおおいぬ座を構成する星の一つで、全天で最も明るく輝き、英語ではドッグスターという名が付けられています。
冬は夜空に明るく輝くシリウスですが、夏の土用のころは、太陽と共に東の空から昇って、太陽と共に西の空へ沈んでいきます。
そのため、昔は夏の暑さの原因はドッグスターとよばれるシリウスの光が太陽の光に加わるからだと考えられていたのです。
そして、シリウスと太陽の出現が重なって暑さがピークとなる時期がドッグデイズとよばれるようになったのです。

