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お天気豆知識(2026年01月16日(金))

樹氷(じゅひょう)
樹氷(じゅひょう)

スキーやスノーボード、それに冬山登山などで雪山に入った時、白い衣装をまとった木々の姿を見かけることがあります。
枝についた雪のようなものをよく見てみると、同じ方向にエビの尻尾のようにのびています。これは「樹氷(じゅひょう)」とよばれるものです。
樹氷は、最初は木にくっついてできた、白くもろい氷ですが、やがて雪がくっついて発達していきます。
最初にできる氷は、湿った空気が木にぶつかった摩擦で一気に凍りついたものです。氷の上には雪がつきやすいため、雪が降っていれば樹氷に執と雪がついて、風上側にどんどん発達します。
樹氷ができやすい気象条件としては、気温は氷点下5度以下くらいまで下がっていること、それに風速は1メートルから5メートル程度であることです。風がこれより強いと真っ白ではなく、どちらかというと粗氷(そひょう)と呼ばれる透明な氷となってしまいます。

モンスター
モンスター

発達を続ける樹氷は、やがてその原型が木であったことを忘れさせるほどに発達します。その姿は怪物の群のようで「モンスター」または「アイスモンスター」とよばれます。もともとが木だけに、背が高い文字通りの「氷の怪物」は吹雪の後には、その不思議な姿に多くの人々が気づきます。
このモンスターがみられることで有名なのは山形県の蔵王や青森県の八甲田山などで、こちらは冬の季節風にのって冷たく湿った空気が流れ込むため樹氷が成長するには絶好の条件となっています。
またモンスターになる木は、アオモリトドマツなど真冬でも葉がある針葉樹です。冬のはじめに、針葉樹にエビの尻尾のような樹氷がまずできて、その後、樹木全体が雪と氷に覆われて雪だるまのようなモンスターになります。冬の間、モンスターは太り続けますが、やがて春が来て、暖かな日差しにその姿を奪われるのです。
2月など最も成長した時期のモンスターは悠然とした姿で、自然の力を人々に見せつけているようです。
樹氷の見頃はこれから。是非一度足を運んでみてはいかがでしょう。

過去のお天気豆知識

樹氷(じゅひょう)2026年01月16日(金)
水道管凍結2026年01月15日(木)
流氷のふるさと2026年01月14日(水)
梅の花2026年01月13日(火)
冬はつとめて2026年01月12日(月)
寄鍋(よせなべ)2026年01月11日(日)

各地の天気

お天気豆知識

樹氷(じゅひょう)

樹氷(じゅひょう)

スキーやスノーボード、それに冬山登山などで雪山に入った時、白い衣装をまとった木々の姿を見かけることがあります。枝についた雪のようなものをよく見てみると、同じ方向にエビの尻尾のようにのびています。これは「樹氷(じゅひょう)」とよばれるものです。樹氷は、最初は木にくっついてできた、白くもろい氷ですが、やがて雪がくっついて発達していきます。最初にできる氷は、湿った空気が木にぶつかった摩擦で一気に凍りついたものです。氷の上には雪がつきやすいため、雪が降っていれば樹氷に執と雪がついて、風上側にどんどん発達します。樹氷ができやすい気象条件としては、気温は氷点下5度以下くらいまで下がっていること、それに風速は1メートルから5メートル程度であることです。風がこれより強いと真っ白ではなく、どちらかというと粗氷(そひょう)と呼ばれる透明な氷となってしまいます。

水道管凍結

水道管凍結

この時期、朝晩の冷え込みが厳しくなると、水道管が凍結する被害が発生することがあります。水は氷に変化することで体積が1割ほど増えるため、このとき膨張しようとする力が大きいと、水道管は凍結するだけでなく時には破裂してしまうこともあります。気温がマイナス4度以下まで下がると、このような水道管の凍結や破裂のおそれが出てくるため、低温注意報が発表された時は特に注意が必要です。また、気温だけでなく水道管の状態や場所も、凍結のしやすさに影響を与えます。たとえば水道管が屋外にむき出しの状態だったり、日陰になりやすい建物の北側にあると、比較的冷え込みが弱くても凍結しやすくなるのです。他にも、風が強くあたる場所や、集合住宅などの屋上にある水タンクの配管、そして屋外の湯沸かし器、給湯器なども要注意と言えるでしょう。効果的な対策としては、水道管に保温材を巻き付けたり、少しずつ水を出しておくことなどがあります。さらに少々面倒でも事前に水抜きをしておけば、凍結の心配はほぼなくなります。

流氷のふるさと

流氷のふるさと

1月も半ばとなり、厳しい寒さを迎えている北海道では、1日の最高気温が0度未満の真冬日となる日も出てきています。寒さがピークに達するころ、北海道のオホーツク海側には流氷が接岸するようになります。流氷が初めて見られるようになるのは、例年1月下旬のことで、網走市で流氷が見られる平年日は1月22日、接岸の平年日は2月4日です。その後2月の中旬になると、稚内市でも流氷が見られるようになります。流氷ははるか北の海でできた氷が時間をかけて流れてくるものです。そのため、今の時期にはすでに流氷のもととなる氷が作られているのです。まず初めにできるのは、網走から1400キロメートルほど北に離れた、ロシアのシャンタル諸島付近です。12月になると、シャンタル諸島付近の氷はサハリンの北東海岸に達し、そこからさらに北のペンジンスキー湾でも氷が見られるようになります。そして、流氷の範囲は長い時間をかけて広がり、1月には北海道に達し、3月にはオホーツク海の8割に及ぶ大規模な流氷域を作り上げるのです。今シーズンの流氷の便りがいつごろになるのか楽しみですね。