地震が発生すると、建物などの倒壊によって死傷者がでることがありますが、二次的に発生した火災による被害も無視できません。
1995年1月に起こった阪神・淡路大震災でも多くの方が火災によって亡くなりました。地震によって発生した火災が大きな被害をもたらす理由はいくつかあります。
普通、燃えやすい木造建築では、外壁の表面に燃えにくい材料を使って、着火しにくいように工夫が施されています。しかし、地震の強い揺れによって建物が倒壊すると、木材がむき出しになり、火が燃え移りやすくなってしまうのです。
また、地震で消火栓や防火水槽が壊れてしまうこともあります。こうなると消火のための水が不足するため、消火活動が遅れてしまいます。
さらに、たいてい地震は広い範囲に揺れを引き起こす現象であるため、火災も同時にたくさんの地点で発生してしまうことが多いのです。
このように、地震による火災は大火災になりやすいものです。地震が起きたときは、まず身の安全を確保し、揺れが収まったら火を確実に始末することが大切です。
お天気豆知識(2026年08月30日(日))


地震による火災は大火災に発展しやすいため、確実に火を始末して火災を防がなくてはなりません。しかし、強い揺れの中、安全な場所を離れてコンロやストーブなどの火を消しに行くことはたいへん危険です。
地震の時でも比較的安全に消火がおこなえるタイミングは幾度か訪れます。
まずは、揺れがおさまった直後です。大きな揺れがおさまったら、落ち着いて器具の火を止めたり元栓を閉めたりして火を消します。
また、特に大きな揺れの時は無理をせず、机の下など安全な場所に身を隠して、揺れがおさまってから火を消します。
もし、揺れの最中に出火してしまったとしても、出火後1分から2分程度までならあまり燃え広がってはいないため、近くにある消火器などを使って十分に消すことができます。
出火を発見したら、まず周りにいる人に火事を知らせ、みんなで協力して火を消し止めるようにして下さい。
天井に火が燃え移ってしまっては、消火器で消し止めることは困難になるので、早めに消火活動を行なうことが大切なのです。

