じめじめとした梅雨の時期は、のりやせんべいなどがしけやすくなります。そんなときに活躍するのが湿気を吸い取ってくれる乾燥剤です。
乾燥剤には、大きく分けて二つの種類があります。一つは「化学的乾燥剤」とよばれるものです。化学反応によって水分を吸い、湿気を取り除く代表的なものに「石灰」があります。
この石灰の主成分は白い粒状の生石灰(せいせっかい)というもので、水分を吸収することで「消石灰(しょうせっかい)」という別の物質に変化します。主にのりやせんべいなどの保存に利用されています。
もう一つは、「物理的乾燥剤」とよばれるものです。これは物質が化学変化することはなく、内部に水蒸気を吸着させることによって、除湿をおこなうものです。代表的なものにシリカゲルがあり、主成分は二酸化ケイ素というもので透明の粒状でクッキーや袋菓子などの保存に使われています。
生石灰とシリカゲルとで吸湿量を比べると、長期的には生石灰のほうが多くの水分を取り除くことができます。しかし5日以内という短期間で見ると、シリカゲルのほうが水分をよく吸収します。
つまり、生石灰は長期的な除湿、シリカゲルは短期的な除湿に向いているといえるでしょう。それぞれの特徴を活かして、乾燥剤を使い分けてみてはいかがでしょうか。
お天気豆知識(2026年06月11日(木))


のりやお菓子などの袋や箱に入っている乾燥剤を使って、簡単にドライフラワーを作ることができることをご存じでしょうか。
まず密閉できる容器を用意し、その中にシリカゲルを敷いてドライフラワーにしたい花を置きます。そして花が完全に埋まるまでシリカゲルをかぶせます。このとき、花びらの細かいところにもシリカゲルを流し込むようにします。
最近はドライフラワー用のシリカゲルもあり、粒が細かく小さなすき間にも入り込めるので、よりきれいにドライフラワーを作ることができます。
シリカゲルで花を覆ったら容器にフタをして、できるだけ湿度の低い場所で保存します。1週間から10日もすれば、見事なドライフラワーができあがっていることでしょう。
うっとうしい梅雨の時期にドライフラワーを作って飾ってみるのも、気分転換になっていいかもしれません。シリカゲルを使えば簡単に作れるので、皆さんも一度試してみてはいかがでしょうか。
ただし、子供などが誤って飲み込むことのないよう、取り扱いには十分注意しましょう。

