皆さんは、低気圧がやってくると古傷が痛むというような話を聞いたことはないでしょうか。実際に医学的にも、特定の天気や季節、またはそれらの急変は、私たちの体に影響を及ぼすと考えられています。
この天気の変化や特定の天気によって症状が悪化する病気を「気象病」といいます。気象病と考えられているものには、リウマチや神経痛、気管支喘息などがあり、これらは特に前線通過時に痛みを感じたり、発作が起きやすいといわれています。
ちなみに、この痛みから敏感に天気の変化を感じとり、明日の天気を予想できる人もいるそうです。
一方、季節の変わり目や特定の季節に症状が悪化する病気は「季節病」とよばれています。スギやヒノキなどの花粉症は、毎年特定の時期に流行し、季節が病気に深く関わる代表的な事例といえるでしょう。
そのほか、脳卒中や心筋梗塞などのように、気象病である上に季節病でもあるといったものもあります。
このように、天気や季節は病気と深く関わっていると考えられるため、これを逆手に取って先手を打つことで病気の発症を抑えたり、症状を軽くしたりすることができる場合もあるのです。
お天気豆知識(2026年04月22日(水))


天気や季節によって病気が悪化するように、悪影響を及ぼす天気などを避けることで、病後の健康回復などを効果的なものにすることができます。ただ、天気を避けることは無理なので、実際には健康回復に適した天気が現れやすい気候地を選び、そこに滞在することで保養をします。
病後の健康回復のためには、身体に負担のかからない環境が求められます。そのため、気温の変化が緩やかな気候が適しています。昼と夜で気温の変化が大きくなりがちな内陸部よりは、海岸などのほうがふさわしいといえるでしょう。
その際、寒冷地や暑さの厳しい南国よりも適度に暖かい地方の海岸が向いています。また、空気がきれいなことも身体に負担をかけないためには重要です。空気を浄化してくれる森林や、ちりなどが少ない海風の吹く地域へ行くと良いでしょう。
さらに、強い日射を長時間浴び続けることは体にとって害となるため、日差しが適度に弱められていなければなりません。たとえば森の中などは、枝葉が直射日光を適度に防いでくれるので好都合です。
以上のような体に刺激が少ない気候は、ストレス解消など精神的にも良い効果があります。病気の後だけでなく、精神的に疲れたときなどにも積極的に利用すると良いでしょう。
ただし、病気によっては好ましくない気候であることも考えられるため、持病がある方はかかりつけの医師に必ず相談してからにしましょう。

