暑い時期に旬を迎える果物に桃があります。桃は、世界各地の温帯で広く栽培されています。
日本で果物として栽培されるようになったのは江戸時代のことです。それまでは実が小さくて固かったため、主に花や木の観賞用として栽培されていました。改良により、今では80から100種類という桃が国内で生産され、食べられています。
品種は大きく「白桃(はくとう)」と「白鳳(はくほう)」に分けることができます。白鳳は上品な甘さがあって果汁の多い品種、白桃は甘みが多く肉質が締まった品種です。皆さんも食べ比べて、数ある品種の中からお好みのものを見つけてみてください。
桃をおいしく食べるためには、食べる1時間くらい前に冷蔵庫に入れるのがポイントです。冷やし過ぎると味が落ちてしまうので注意しましょう。
また、桃の皮は剥きにくいイメージがありますが、果頂部(枝についていた部分の反対側)のほうからだと、なめらかに剥くことができます。これは、桃の繊維が果頂部から枝のついていた側に向かって走っているためです。
さらに桃には食物繊維のペクチンが豊富に含まれているため、便秘の予防に効果があります。カリウムの含有量も多く、高血圧の予防効果や利尿作用もあります。
お天気豆知識(2026年07月15日(水))


桃にはたくさんの品種がありますが、その色も、白や黄色、ピンク、赤、半分だけが赤いものなどさまざまで、同じ種類の桃でも色が異なることがあります。
色の違いを作るのは日光です。日光をたくさん浴びさせて栽培した桃は全体が赤い色に染まります。そして、袋をかぶせたまま日ざしを遮って栽培したものは白、袋の下の部分を開けて枝から下がる実の下側だけに日光を当てたものは半分だけが赤くなります。
このとき色づいた果頂部(枝についていた部分の反対側)は、店頭に並べられるときに上になるので、甘くておいしそうに見えるのです。
特に関東では、色づいた桃が好まれているようです。一方、関西では白い桃が好まれ、岡山などが有名な産地である白桃も直接日光を当てずに栽培します。
みなさんは白い桃と色づきの良い桃、どちらがお好みでしょうか。

