じめじめとしたこの季節は、不快な上にカビが発生しやすくなります。カビは高温多湿の環境を好みます。そんなときに便利なのが、エアコンの除湿機能です。
多くのエアコンには冷房機能と除湿機能が備わっていますが、そのしくみは実はほぼ同じなのです。
その違いはおよそ冷却の強弱によるもので、室温が下がるくらいに空気を冷やすのが冷房機能、室温が上がらないよう一定に保つ冷却が除湿機能なのです。
湿気を含んだ空気が冷やされると、冷たい飲み物の入ったコップの表面に水滴が付くように、空気中の湿気は水滴に変わります。エアコンもこの性質を利用していて、室内の湿った空気を取り込んで冷やし、空気から取り出した水滴を屋外へ排出することで湿気を取り除いています。
そのためエアコンから出る冷えた空気は、乾いたものになるのです。除湿機能だからといってつけっぱなしで寝てしまうと、特に、外からの熱が途絶える夜間は体を冷やしてしまうこともあるので気をつけましょう。
お天気豆知識(2026年07月03日(金))


エアコンは移動させることができないため、その除湿効果が及ぶのも一部の範囲に限られてしまいます。そこで重宝するのが扇風機です。
エアコンの下に扇風機を置くことで、室内の空気を循環させることができるのです。除湿された空気を湿気のこもりやすい場所に送れば、広い範囲で除湿効果が高まります。
たとえば押し入れの場合は、ふすまの両側を開けて片側から風を送り込むようにすれば、効率よく除湿ができます。他にも、家具などが置かれた部屋の隅や廊下など空気がよどみやすい場所へ風を送れば効果的です。
またエアコンの除湿を利用しながら台所や浴室、トイレなどの換気扇も使えば、より広い範囲の除湿が可能になります。
外はじめじめとして不快でも、家の中ではいろいろな工夫をして快適に過ごしたいものですね。

