2026年の7月26日は土用の丑の日です。ウナギを食べる方も多いことでしょう。ウナギはビタミンやミネラルを、バランスよくしかも多量に含んでいるので、夏バテ防止にはもってこいの食べ物です。
ウナギを食べるとその脂が胃にもたれてしまうという方は、ウナギに付きものの山椒をかけると、消化を助ける効果があるので、胃もたれせずにおいしくいただけます。
ところで、ウナギはその栄養価については十分に調べ尽くされているものの、生態となると、まだ謎の多い魚なのです。
川や湖の魚というイメージが強いウナギですが、生まれ故郷は深海です。それも、日本から南へおよそ2000キロメートルも離れたグアム島で有名なマリアナ諸島の西側海域だといわれています。
ウナギは、深い海の中で生まれて遠く離れた日本までやってくるというたくましい魚だったのです。
お天気豆知識(2026年07月23日(木))


ウナギはその生態がよくわかっていない神秘の魚でしたが、最近は少しずつその謎が解明されてきています。
南の海で卵からかえったものは半透明で、レプトケファルスという名がついています。このころは泳ぐ力が十分ではないため、海流によってフィリピン沖、台湾沖を通って黒潮に乗り、日本近海へと流されていきます。この大移動は約半年にも及びます。
移動の過程で、レプトケファルスは半透明のまま細長いウナギに似た形態に変わり、シラスウナギと呼ばれるものになります。ちなみに、私達が口にする養殖のウナギはこの段階で捕獲して育てたものです。
日本近海までやってきたシラスウナギは河口を見つけて川や湖へと上っていきます。そして、その後の数年から十数年を川や湖で過ごして立派に成長したウナギは、産卵のために再び海へ戻り長い距離を泳いで、故郷へと帰っていくのです。
ウナギがもつ豊かな栄養素は、このたくましさから来ているのかもしれません。私達もウナギを食べることで、その元気にあやかりたいものですが、2014年に国際自然保護連合の絶滅危惧種としてレッドリストに掲載されました。食べることができなくなる日がくるかもしれませんね。

