この時期に旬をむかえる果物にブドウがあります。ブドウは世界でもトップクラスの生産量を誇る果物で、日本でもたくさん栽培されています。
その栽培は、北は北海道から南は九州までと広い範囲で可能ですが、おいしいブドウを育てるにはいくつかの気候条件が必要になります。
まず第一に、雨が少なくて乾燥していることがあげられます。雨がなくてはブドウの実は大きくなりませんが、ブドウの生育期間に雨が多くなってしまうと病害にかかりやすくなり、実りも不良で、品質も悪いものになってしまいます。
また、おいしいブドウを作る条件として、朝晩と日中の寒暖の差が大きいことと、晴れが多くて日照時間が長いこともあげられます。
これらはブドウを甘く実らせるためには欠かせない条件で、これらの条件をよく満たしているのが、ブドウ生産量の多い山梨県の盆地や長野県なのです。
ブドウの生産量の多いところは、おいしいブドウを作るのに適した気候でもあるのです。
お天気豆知識(2026年09月03日(木))


ブドウの品種にはヨーロッパ種とアメリカ種があり、それぞれの特長を生かして利用されています。
ヨーロッパ種は、その名の通りヨーロッパの中部や南部などの特に降水量の少ない乾燥した土地で栽培されるもので、ブドウ酒の原料としてはこの品種が最も向いていると言われています。
しかし、この品種を日本のように梅雨や台風の影響を受ける降水量の多い土地で育てることは困難なことです。そのため、日本で栽培されるブドウの品種には、味の良いヨーロッパ種と多湿に強いアメリカ種を交配させた、巨峰(きょほう)などの交雑種が多く見られます。
これらは比較的雨の多い多湿な土地でも安定した収穫が見込め、しかも豊かな甘みがあるため生で食べるのに向いています。
皆さんも、今がシーズンのブドウ狩りでとれたてのおいしいブドウを味わってみてはいかがでしょうか。そのときは氷を入れたアイスボックスなどを持っていき、冷やして食べるとよりおいしく感じられることでしょう。

