処暑
8月23日は二十四節気のひとつ処暑(しょしょ)です。処暑とは、暑さも収まる時期という意味で、このころは8月も終わりに近づき、秋の気配が感じられるようになります。最近ではあまり見られなくなりましたが、8月の終わりは綿の実が開き始め白くフワフワした綿毛が顔を出し始める時期でもあります。二十四節気より、さらに細かい暦の単位である七十二候(しちじゅうにこう)では、8月23日から27日までを「綿柎開(めんぷひらく・わたのはなしべひらく)」とも呼びます。8月も後半に入ると、北日本では最高気温がそれほど上がらない日も多くなってきます。秋は少しずつ、少しずつ北から近づいてきているのです。