寒い地方では、車道に十分な量の雪が降ると、走行する車の重みによって「圧雪アイスバーン」に変わります。これは積もった雪が押しつぶされ、その表面が氷のようにツルツルになったもので、雪が降ったあとによく見られるものです。
圧雪アイスバーンの路面は、しばしばスリップ事故を引き起こす危険なものですが、寒い地方にはそれ以上に危険なものがあります。それは、路面が凍結しているかどうかほとんど判別できない、「ブラックアイスバーン」あるいは「ブラックアイス」と呼ばれるものです。
北国といっても国道などの大きな道路では、交通量の激しさと頻繁に行われる除雪作業などによって、冬でも雪のない乾燥路面になっていることが案外多いものです。そのような道路では、寒さが緩む昼間に道の脇の雪や氷が解けて路面が濡れて、その後気温の下がる夜に再び凍結することがあります。これがブラックアイスバーンと呼ばれるものです。
ブラックアイスバーンは、大変薄い氷が路面を覆っているため、単に路面が濡れているせいで黒く光っているように錯覚しやすく、夜間は特に見分けにくくなります。
ブラックアイスバーンによる事故を避けるためには、十分な車間距離と早めの減速が不可欠なのです。
お天気豆知識(2025年11月29日(土))


冬の運転で特に気をつけなければならないのが路面凍結です。
特に、トンネルの出入り口や橋の上、日陰の道路などは凍結が起こりやすくなっています。
トンネルの出入り口付近には、カーブや坂があることが多く、特にトンネルの出口での凍結は、乾燥路面から凍結路面へと路面状態が一変するため、事前に十分な減速をしておく必要があります。
また、橋の上は地面からの熱の供給がないため、よく冷えて雪や氷が解けずに残りがちなものです。さらに道幅が狭いことも多いので、少しのスリップが大事故につながることも十分に考えられる危険な場所です。
また、日陰も日なたほどは暖かくならないため、雪や氷が残ってしまいます。ビルなどで影ができる道では、乾燥路面と凍結路面が交互に現れる複雑な路面を作り出します。
これらの凍結しやすい場所を前もって知っておき、さらなる安全運転を心がけることが必要です。

