つらら
冬になると、北国などでは軒先につららが垂れ下がっている光景をよく目にします。これは屋根の上などに積もった雪がとけて水となり、再び凍った時などにできるもので、家の軒先などによく見ることができます。北国では冬の暖房は欠かせないものですが、暖められた屋内の空気が屋根に積もった雪をとかし、とけた水は屋根をつたって軒先へと流れていきます。軒先まで流れた水は、外気の冷たい空気にふれて再び凍りつき、つららとなるのです。そしてどんどん成長すると人の腕より太くなり、2メートルを超す大きなものになることもあります。つららはその重みで落下すると、人に当たったり物に当たったりして非常に危険なため、北国の雪下ろしと同様に、つららを落とすことも冬の仕事のひとつなのです。