白い砂浜
サンゴ礁が広がる南の島へいくと、普段の海の風景とは違い、砂浜の白さと青々とした海の色に誰もが見とれてしまうのではないでしょうか。私達が見慣れている海の砂は、川から運び込まれたものです。山から川へ運ばれた岩石は、下流に流される途中で砕かれて細かい砂となります。そして、河口から海に出た細かい砂が波に打ち上げられて浜に堆積し、砂浜を作るのです。一方、石垣島などで見られる白い砂は、島の周辺にあるサンゴや貝殻でできたものです。海中のサンゴや貝殻は、波で摩耗されたり、生物に食べられたりして細かくなり、やがて波に打ち上げられます。これが南国特有の白い砂浜を作っているのです。この白い砂があることで、海の色は一層ひきたち、訪れる人々は日常の生活では感じられない、格別なリゾート気分を味わうことができるのです。