暑さが増すこれからの季節は、体を少し動かしただけでも汗をかいてしまいます。
私たちが汗をかくのは、汗とともに体の熱を放出して体温を調節したり、皮膚の乾燥を防ぐためです。では、いったいどれくらいの量の汗をかいているのでしょう。
夏場の1時間あたりの発汗量をみてみると、家事をしている時は100cc以上でコップ半分、外で歩いている時は約400ccでコップ2杯分に相当します。そして激しい運動をしている時は、約1500ccもの汗をかき、1時間の運動後の体重は1.5キロ減少することになるのです。
このように激しい運動をする時は、運動後だけでなく運動をしている最中や運動前にもこまめに水分をとるように心がけましょう。運動の前は脱水症状の予防に、そして運動後もしばらくは発汗することがあるので水分補給が必要です。
夏場は汗をかいたぶん水分を補給し、脱水症状にならないように心がけたいものです。
お天気豆知識(2025年07月04日(金))


人間の体重の65パーセントは水分で占められていて、大量に汗をかきやすい夏場は、体内から出ていった水分を補給することが特に重要です。
水分補給の際は、冷たい飲み物と温かい飲み物では作用が違うので、状況に応じて飲み分けるといいでしょう。
冷たい飲み物は、口に入れるとすぐに胃から腸へいきわたり、体内に吸収されます。このため、冷たい飲み物は渇きをいやすのに効果的で、汗をたくさんかき、体内の水分が減少している時に適しています。
冷房の効いた室内などであまり汗をかいていない時は、温かい飲み物で水分補給することをおすすめします。温かい飲み物は胃から腸へ徐々に移動するため、胃腸にやさしい飲み物です。このため温かい飲み物は、普段の生活をしている時に口にするといいでしょう。
このように冷たい飲み物と温かい飲み物を上手に飲み分け、水分補給を行うように心がけましょう。