集中できる部屋環境
そろそろ受験シーズンとなってきました。受験生のみなさんは最後の追い込みに入っているのではないでしょうか。限られた時間の中で集中力を維持し、効率よく勉強するには部屋の環境が重要です。部屋が暖かすぎると、頭がぼーっとして眠くなったりすることはありませんか。また、反対に寒すぎると、手や足の先が冷たくて勉強に身が入らなかったり、風邪をひく原因になったりします。集中力を高める部屋環境のポイントは、「頭寒足熱」です。「頭寒足熱」とは、字面の通り、頭を寒い状態にして足元を暖めることです。これは日常の健康法の一つとして、昔から、医学的にも人間の最も快適な状態だと分かっています。心臓から遠い場所を暖めると、血液の流れがよくなり体全体が暖められます。一方、頭を暖めると、外側の血管ばかりに血液が巡り、脳の周辺は血の巡りが悪くなってしまいます。そのため、脳を十分に働かせるためには、頭部は寒い方がよいのです。