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お天気豆知識(2024年11月04日(月))

流れ星が見えやすい条件
流れ星が見えやすい条件

これからの季節、一年のうちで一番夜空の星がきれいに見えます。これは空気が乾燥していて大気中の水蒸気が少なく、夜空が澄んでいるためです。
星がたくさん見られる冬は、流れ星が見られる可能性も高くなります。めったには出会うことはないと思われがちな流れ星ですが、実は見えやすい条件があるのです。
まず、有名な11月のしし座流星群や12月のふたご座流星群のように、集中してたくさんの流れ星が見られる時期があります。流れ星の数がピークになる日時は年によって微妙に異なるため、前もって流星群の極大の時期を調べておくのがおすすめです。そうすれば、かなり高い確率で流れ星を見ることができるでしょう。
特別な流星群がないときでも、月明かりのない暗い夜は流れ星に出会える良い条件と言えます。もちろん月明かりだけでなく、町のあかりも少ない場所が良いのは言うまでもありません。
また、時間帯で言えば明け方近くが最も流れ星を見る確率が高いです。これらの条件が重なるほど流れ星に出会いやすくなります。
これからぐんぐんと夜の寒さが増してきます。厚手のオーバーコートや手袋など万全の防寒対策を用意して、流れ星を待ってみるのもいいですね。

流れ星が明け方に見えやすい理由
流れ星が明け方に見えやすい理由

一日のうち、流れ星が最もよく見られるのは明け方の時間帯です。いったいこれはどうしてなのでしょうか。
そもそも流れ星は、宇宙に浮かんでいるすい星のかけらが、地球の引力で大気中に飛び込んでくるときに見られるものです。もしも地球が止まっていたとすると、流れ星は地球のどの場所でも夜になれば均等に見られるはずです。
実際には地球は太陽の周りを回っています。このため、地球の進行方向に対して前面にきた時間帯ほど、宇宙に浮かぶ星のかけらにたくさんぶつかることになるのです。
これはちょうど雨の中を走る車のフロントガラスと同じ原理です。雨が真上から降っていて車が前に進んでいるときには、後ろのリアウィンドウよりもフロントガラスの方がより多くの雨の粒があたります。
地球の場合でも同じように、進行方向の前面にくる時間帯、つまり夜から昼にかわる明け方近くの時に最も流れ星をたくさん見ることができるのです。
明け方近くにふと目が覚めたときなどは、流れ星が見られるチャンスと言えるかもしれませんね。

過去のお天気豆知識

食中毒菌と温度の関係2025年06月21日(土)
夏至2025年06月20日(金)
エッセンシャルオイル2025年06月19日(木)
洗濯槽のカビ2025年06月18日(水)
ベニバナ2025年06月17日(火)
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各地の天気

お天気豆知識

食中毒菌と温度の関係

食中毒菌と温度の関係

これから本格的な夏に向けて、食中毒が心配になりますね。食中毒菌は10度から65度の間で活動が盛んで、特に37度前後でもっとも増殖します。食中毒菌は65度以上になるとほとんどの菌は死滅し、また10度以下になると菌の増殖が鈍り始めるので調理の時に65度以上に加熱したり、食品を保存する時は常温を避け、10度以下で冷蔵したりする必要があるのです。しかし、食品をその温度にしたからといって安心してはいけません。調理の際、熱を加えたつもりでも、加熱にムラがあったり熱が不足したりすると、生き残った食中毒菌がまた増殖してしまうため、しっかりと中まで火を通すようにします。また、食中毒菌は冷蔵することにより増殖は鈍っても、死滅するわけではないため、冷蔵庫から出したものはすぐに食べてしまうことが必要です。このように、調理の際はしっかりと熱を加え、保存する時は冷蔵して保管することが、食中毒防止には重要となるのです。

夏至

夏至

6月21日は二十四節気のひとつ「夏至」です。北半球ではこのころ、昼の時間が最も長くなり、夜の時間が最も短くなります。昼の長さは太陽の高さで決まり、夏至の日は太陽が空の最も高いところを通ります。太陽が空の高いところを通過すると、それだけ時間がかかるため、昼が長くなるのです。このころは緯度が高ければ高いほど、日の出は早くなります。夏至の日の日の出の時刻は、那覇では5時38分、東京は4時25分、札幌は3時55分です。また、日の出前や日の入り後の空が、うす明るい状態を「薄明(はくめい)」といい、灯火なしでも野外で活動することができる「市民薄明」、海面と空との境が見分けられる「航海薄明」、空の明るさが星明かりより明るい「天文薄明」に分けられます。夏至のころは高緯度の地域ほど薄明が長くなり、たとえば札幌では午前1時半ごろから天文薄明が始まり、気づかない程度ですがわずかに明るくなりだします。そして日の入り後、完全に真っ暗になるのは、午後9時半ごろです。このように北にいくほど外で活動できる時間が長くなり、得した気分を味わえるかもしれません。

エッセンシャルオイル

エッセンシャルオイル

最近、デパートや雑貨屋などで、エッセンシャルオイルのコーナーをよく見かけるようになりました。エッセンシャルオイルとは、植物の花、葉、果物の皮などから抽出した芳香物質のことです。例えば、花から抽出されたエッセンシャルオイルにはカモミールやラベンダーがあります。また、葉から抽出されたものにはローズマリーやペパーミント、果物の皮から抽出されたものにはレモンやグレープフルーツなどがあります。これらのエッセンシャルオイルは、美しさや健康増進のために、自然療法であるアロマテラピーに使用されます。エッセンシャルオイルは、濃縮された状態であるため、使用する際は直接肌には付けません。飲料には適していないため、お風呂に入れたり、ベースオイルと呼ばれる植物油で薄めて使用します。このようにマッサージや入浴などにエッセンシャルオイルを使うことによって香りを楽しみながら、心身の健康を保つ効果を持つものなのです。