秋の夜長、ぐっすりと気持ちよく眠りたいものです。
朝晩は涼しい日が続くようになって、寝苦しさを感じることもなくなりましたが、快適に眠れる条件を整えておかないと、すっきりとした目覚めにつながらないこともあります。
快眠を促す環境を見ると、まずひとつは音や光の刺激がないことが挙げられます。大きな音や光は脳を刺激し、眠りを妨げます。特に、夜間は生活の上で出る音が少なくなるため、ちょっとした物音でも気になってしまい、眠りに影響します。
また、温度や湿度がちょうど良い状態に保たれていることも快適な眠りの条件です。寝室に適した温度は季節によって変化し、夏の場合は25度前後、冬は13度前後、湿度は年間を通して50パーセントくらいが理想とされています。
そして寝具も重要です。寝具は体に直接に接するものなので、その弾力性や重さなどが睡眠に大きく影響します。
例えば硬い布団の場合は、骨の部分が圧迫されて血液の循環が悪くなったり、逆に柔らかすぎる布団の場合は、寝ているときの姿勢が不自然になるなどして、いずれも安眠できません。敷き布団、掛け布団とも適度な硬さや重さが必要となるのです。
お天気豆知識(2024年10月16日(水))
快適な眠りには、寝室の環境のほか、睡眠中に身につけるパジャマの選択も重要です。
快眠を促すパジャマには、体を締め付けないもの、吸湿性や放湿性が良いもの、それに肌触りの良いものが挙げられます。
体を締め付けるようなパジャマは自律神経にも影響を与え、体はストレスを感じてしまいます。
また、寝ている間でも人間は汗をかくため、湿気をうまく逃がす必要があります。吸湿性や放湿性の乏しいパジャマの場合、内側に汗や湿気がこもり、不快感から眠りを妨げてしまいます。
そして肌触りの良いパジャマを着ることは快適な睡眠につながります。特に絹のパジャマは肌触りが良い上に保温性も優れていることから、寝るときに着るものとしては最適と言えるでしょう。
みなさんも快適な環境、寝具を整えて、気持ちよい眠りを実感してみてはいかがでしょうか。