これからの季節は、気温がぐんぐん低くなり、木枯らしが吹きすさぶ日も多くなるので、暖かい服装でお出かけしたいものです。それには、服の素材に毛羽(けば)があるものや、風を通さないものを選ぶのがポイントです。
秋冬の服の素材として忘れてはならないのがウールです。ウールはヒツジの毛のことで、毛羽立っているため保温性が高く、さらに適度な吸湿性もあります。特に、毛羽のある服は、着ている時はもちろん、目にしただけでも暖かみを与えてくれます。
また、コーデュロイやベルベットでおなじみのウインターコットンもおすすめです。コットン(綿)は夏向きの素材ですが、ウインターコットンは毛羽があるため保温性、防風性が高いのです。
そして、動物の皮膚などをそのまま衣服にする皮革(ひかく)製品や、毛皮も風を通さず、これからの時期にぴったりの衣服素材です。皮革や毛皮は、見た目の割に軽いので、動きやすいのも特長のひとつです。
晩秋から冬にかけての服の素材にはこのような特徴があるのです。
お天気豆知識(2025年10月15日(水))


これからの季節、寒さと強風の時期に快適に過ごすには、軽くて風を通さない皮革(ひかく)の服が重宝しますね。ただ、皮革製品は手入れが難しそうだというイメージがないでしょうか。いくつかポイントを知っていれば問題ありません。
普段のお手入れでは、ブラシややわらかい布で汚れをふきとるようにします。汚れをとった後は、栄養分として時々専用のクリームを塗るとよいでしょう。クリームなどの油分を与えることで、ツヤやしなやかさが保て、長持ちさせることができます。
また、ぬれてしまった場合は、乾いた布で水分をふきとって形を整え、陰干しをしましょう。直射日光やドライヤーなど高温で乾かすと変質や型崩れなどの原因となるため避けてください。
保管するときは、皮革は湿気に弱く、日焼けしやすいので風通しが良く、日の当たらない場所にしまいましょう。このときカビの原因となるので、ビニールには入れないようにします。
このような正しいお手入れ方法を知って、大切な皮革製品を長く愛用したいものですね。


