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お天気豆知識(2025年10月16日(木))

紅葉する樹木
紅葉する樹木

北日本、東日本を中心に紅葉が始まっています。赤や黄、オレンジ、緑色の葉が織りなす錦模様は、私たちの目を楽しませてくれます。
その中で赤く色づく樹木の代表といえば、カエデ類です。中でもイロハカエデは鮮やかな赤に染まります。全国の山地で見られるナナカマドや、背が低くて庭木としても人気のあるドウダンツツジも赤く色づきます。
一方、黄色く色づく代表的な樹木はイチョウです。街路樹として全国で見ることができ、色づきがピークになると輝くような黄色で辺りが明るく感じられるほどです。
また、針葉樹のカラマツやハート形の葉を持つカツラなども黄色く鮮やかに色づく樹木です。
紅葉狩りへ出かけたときは、彩りだけでなく木の種類にも注目してみてはいかがでしょうか。

紅葉から生まれた配色
紅葉から生まれた配色

平安時代には、「襲の色目(かさねのいろめ)」とよばれる季節に合わせた着衣の色の取り合わせがありました。
着物の裏表や重ねて着る際の色の組み合わせ、絹の着物を着たときに裏地が透けて見える場合などを考慮して決められたものです。
それぞれの季節を代表する自然の色を反映したものが多く、当時、紅葉狩りが盛んだったことから、紅葉の色をもとにした配色が生まれました。
例えば、青葉と薄く色づきはじめた黄色の葉が混ざり合う山の様子を表現した、「青紅葉(あおもみじ)」という配色があります。これは表が現在の緑系統の色と考えられる当時の「青」で、裏が黄色みがかった茶色の「朽葉色(くちはいろ)」という組み合わせです。
また、赤く色づくカエデの紅葉からは、「紅葉(もみじ)」という色の組み合わせが作られました。表はベニバナから採れる「紅(くれない)」で、裏は蘇芳(すおう)とよばれるマメ科の植物から採れる茶色に近い赤の「蘇芳色」です。
そして、表が「黄」、裏が「蘇芳色」の「黄紅葉(きもみじ)」という色の取り合わせもあります。
平安時代の配色を参考に服を選んでみるのもいいかもしれませんね。

過去のお天気豆知識

サケの遡上2026年09月16日(水)
秋の装い2026年09月15日(火)
秋の虫・鳴き声の変化2026年09月14日(月)
秋の風景2026年09月13日(日)
ひっつきむし2026年09月12日(土)
秋そば2026年09月11日(金)

各地の天気

お天気豆知識

サケの遡上

サケの遡上

この時期、サケはひたすら川の上流を目指して遡上(そじょう)を開始しており、11月ころに遡上は最盛期になります。遡上とは、海で成長したサケが川の流れをさかのぼって泳いでいくことです。サケは、川で生まれ海で育ち、そして生まれた川に戻って産卵をする魚です。危険な大海原を旅して生まれた川に戻ってくる確率(母川回帰率)は、北海道でだいたい3~5パーセント程度でしかありません。川に戻ってきたサケは、生まれた時のおよそ千倍もの大きさになっています。しかし川に入ると、ぴたりとえさを食べることをやめてしまいます。川に入ったサケは、ただひたすら、川を遡上することだけに時間とエネルギーを費やすのです。水深1メートルくらいの冬でも凍らない川を選んで、オス、メス一対の夫婦が上流をめざします。オス、メスともに産卵の準備を行い、産卵が終わるとすべての力を使い果たし、死んでいくのです。まさに生物の子孫を残すための本来の姿といえますが、最近はあまり見られなくなったといわれています。人工的にふ化するため、産卵に至る前に捕獲されてしまうことがその理由の一つのようです。

秋の装い

秋の装い

季節に応じて人は装いを変えます。季節に合ったファッションを楽しむのはもちろん、気温の変化に対応する必要があるからです。夏服から冬服へ着替えるまでの間、秋の時期は服装選びに悩むことも多いのではないでしょうか。秋は日々の天気や気温が変わりやすく、一日の気温の変動も大きい時期です。秋晴れの日の昼間には、暑さを感じることもありますが晴れる分、夜は放射冷却のために冷え込んで、羽織る物が欲しいくらいになります。そのため、この時期に機能的な服装は重ね着です。脱いだり着たりしやすい装いで出かければ、昼も夜も快適に過ごすことができそうです。

秋の虫・鳴き声の変化

秋の虫・鳴き声の変化

うるさく鳴いていたセミの声に代わって、いつのまにか秋の虫の声があちらこちらで聞こえる季節になりました。キリギリスは「ギーチョン、ギーチョン」と大きな声で昼間を中心に元気よく鳴きます。キリギリスは、夏の暑い盛りから鳴き始めますが、スズムシやコオロギは初秋のころから鳴き始めるので、秋の訪れを教えてくれる虫といってもいいでしょう。コオロギはコロコロコロリーと鳴き、スズムシはリーンリーンと鳴きます。スズムシやコオロギといった秋の虫は、大体、立秋のころから鳴き声が聞こえはじめて霜が降りる頃にはその声も途絶えるようになります。今は一晩中元気に鳴いている虫達も晩秋には昼間に弱々しい声が聞こえる程度になるのです。秋の訪れを知らせてもくれますが、その音の大きさによって、冬が近づいていることも教えてくれるのですね。