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お天気豆知識(2024年10月30日(水))

ハロウィーン・1
ハロウィーン・1

10月31日はハロウィーンです。
ハロウィーンはもともと10月31日夜に行われた古代ケルト人の宗教的な祭りでした。ケルト人の暦では10月31日は1年の終わりの夜、すなわち大晦日で、この日だけは、悪霊を追い出すことができるとか、死者の魂が家族のもとを訪れるなどとされていたのです。
その後、この祭りはキリスト教の文化に取り入れられ、11月1日に行われる、あらゆる聖人を祝う祝日である「万聖節(ばんせいせつ)」を準備するための前夜祭として広まりました。
現在、アメリカでは宗教とは無関係となり、おもに子供の祭りとしてにぎやかな収穫を祝う祭りに様変わりしています。子供達は思い思いに変装して、「トリックオアトリート」(お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ)と叫びながら近所の家を訪れる楽しい祭りとなっています。
ハロウィーンではカボチャの中身をくりぬいて顔をかいたものを家に飾りますが、これにあかりをともして玄関先に置いておくことで「うちはお菓子を用意していますよ。」という意味になるのです。

ハロウィーン・2
ハロウィーン・2

ハロウィーンの飾り付けに欠かせないものと言えば、カボチャでしょう。
今では日本でもすっかり10月の行事として定着し、お店やテーマパークなどでもハロウィーンのカボチャの飾りを見かけるようになりました。
カボチャの飾りは自宅でも作ることができ、小さいものならば誰でも簡単に挑戦できます。
日本原産のカボチャよりは、西洋カボチャのほうが雰囲気がでます。この時期は、飾り付けのための小さなカボチャが出回るので、手にいれたらまずは中身をくりぬきましょう。そして、目と鼻の下絵を思い思いに描いて、これを切り抜きます。ハロウィーンの当日にろうそく、または豆電球をカボチャの中に入れると、カボチャちょうちんの出来上がりです。
カボチャは生ものですが3日から1週間ほど楽しめ、乾燥させるとさらに長く楽しめます。みなさんもぜひ作ってみてはいかがでしょうか。

過去のお天気豆知識

融雪洪水2025年03月27日(木)
寒の戻り2025年03月26日(水)
遅霜2025年03月25日(火)
日の出と日の入り2025年03月24日(月)
桃の歴史2025年03月23日(日)
管楽器の音の高さ・12025年03月22日(土)

各地の天気

お天気豆知識

融雪洪水

融雪洪水

北国ではこの時期になっても山にはたくさんの雪が残っています。春先、気温が上がると山の雪は徐々にとけて川へと流れていきますが、急に暖かくなったときや晴れの日が続いたとき、さらにそこへ雨が加わったときなどは、雪どけが一気に進んで洪水になることがあります。これは「融雪洪水」とよばれ、北国では台風時の洪水に匹敵するほどの出水になることがあります。特に、雪どけによる洪水には、台風の一時的な大雨によって起こる洪水より継続時間が長くなりやすいという特徴があります。北陸や東北地方では3月から4月、北海道では4月から5月を中心に発生しやすくなるため、この時期の大雨や気温の急上昇には注意が必要です。

寒の戻り

寒の戻り

桜のつぼみも膨らみ始め、春らしい風景をよく目にするようになりました。日に日に暖かさが増してぽかぽかの陽気が多くなりますが、時には冬に逆戻りしたかと思うような寒さに一時的に見舞われることもあります。このように、春になって気温が上がる時期に、突然やってくる寒さのことを「寒の戻り」といい、別名で「早春寒波」とも呼ばれます。お花見の時期に「花冷え」という言葉をよく耳にしますが、花冷えは寒の戻りの一種で、桜が咲くころの思いがけない冷え込みのことです。この他にも、北海道でライラックもしくはリラとよばれる花が咲く5月下旬ころの寒の戻りを「リラ冷え」といいます。徐々に気温が上昇していくこれからの時期は、暖かくなったからといって油断せず、急な寒さにも対応できる服装を考えておくことが大切ですね。

遅霜

遅霜

これから4月初めにかけて茶畑の多くで新芽が現れ始めます。新芽はやがてその年最初に摘まれる「一番茶」となるもので、これを蒸したり乾燥して製茶したものが新茶として5月中旬くらいから市場に出回るようになります。しかし、この時期はまだ霜の心配が続く季節でもあります。1979(昭和54)年4月18日、お茶の名産地である静岡県で大規模な霜による被害が発生し、県内の栽培面積のおよそ7割が影響を受け、被害額は100億円にのぼりました。さらにその後も大規模な遅霜による被害は、同じ時期に多く発生したのです。最近では2013(平成25)年の4月12日にも発生しています。一番茶は若々しい香りとうまみ成分に富んだ茶葉であり、それゆえ高級茶葉であり、農家にとって年収の多くを占めるとても重要なものです。それだけにこのころの霜は、お茶を栽培する農家にとってたいへんな脅威なのです。