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お天気豆知識(2025年10月26日(日))

晴天乱気流
晴天乱気流

飛行機の揺れの原因となるような空気中の小さな渦による不規則な流れのことを「乱気流」と呼びます。日常のフライトにおいて、乱気流はパイロットが最も注意しなければならない現象のひとつです。
乱気流は、上下で風の強さや向き、空気の性質が大きく異なるときに発生しやすく、積乱雲などの雲の中で発生する乱気流については、雲の状態を目視や気象レーダーで観察すれば予測をたてることもできます。
ただし、乱気流は雲の全くない晴れた空にも発生するため、気をつけなければいけません。これは「晴天乱気流」といい、レーダーにも映らないため予測が非常に難しくなります。
雲のない晴れた空の中で突然激しい乱気流に巻き込まれ、シートベルトを外していた乗客やサービス中の客室乗務員が天井まで放り上げられてけがをするといった事故が過去に何度も起こっています。
晴天乱気流によって飛行機がガタガタと揺れることもあるので、晴天時でも決して油断はできないのです。

晴天乱気流の起きやすい所
晴天乱気流の起きやすい所

晴天乱気流に特に注意が必要な季節は冬です。日本付近の上空では11月ごろから3月ごろまで上空のジェット気流が強くなります。
ジェット気流の中心では風速が100メートルを超えることもあり、周囲との風速の差が大きくなるため、晴天乱気流の発生が多くなります。
ジェット気流は真っ直ぐに吹く西風ではなく、南北に蛇行していて、その湾曲している部分で晴天乱気流が起きやすいという特徴があります。また、2つの気流が接近したり合流するところでも発生しやすくなっています。
このような性質を踏まえて、ジェット気流の流れなどをもとに晴天乱気流の発生しやすい場所の予報が出されています。しかし晴天乱気流は寿命が短く、発生する範囲も狭いため、発生しやすい領域は予想できても、実際にその中のいつどこで発生するか正確には分からないのが現状です。
そのためフライト中の事故から身を守るには、ベルト着用のサインが消えても、着席中は常にシートベルトを着用しておく必要があるのです。

過去のお天気豆知識

気温の日較差(にちかくさ)12026年04月03日(金)
花冷え・12026年04月02日(木)
しし座2026年04月01日(水)
さくらの盆栽2026年03月31日(火)
蜃気楼の種類・12026年03月30日(月)
タンカーの着桟(ちゃくさん)2026年03月29日(日)

各地の天気

お天気豆知識

気温の日較差(にちかくさ)1

気温の日較差(にちかくさ)1

春は日中と朝晩の気温の差が大きい季節です。晴れた日の気温の変化をみてみると、明け方に最低気温が出ることが多く、その後、日差しとともに昼過ぎにかけて気温が上がります。そして、夜に向けて気温は低くなるのです。このときの一日の最高気温と最低気温の差を日較差(にちかくさ)といいます。気温の日較差は天気によっても変化します。雨や曇りの日は、日差しが遮られるために日中あまり気温が上がりません。そのため朝の最低気温と日中の最高気温の差はあまりなく、時には日中の方が気温が下がり、最低気温を更新する日もあります。一方、晴天が続く場合、朝は放射冷却現象が顕著に現れてぐんと冷え込み、日中は日差しとともに気温が上がって日較差が大きくなるのです。特に春は、移動性高気圧に覆われた場合、風が弱く放射冷却現象が顕著になるため朝晩は冷え込み、気温の日較差が大きくなりやすいのです。

花冷え・1

花冷え・1

春になって暖かくなってから、急に冬に戻ったような寒さがやってくることがあります。これは「寒の戻り(かんのもどり)」と言われます。ちょうど桜の季節なので「花冷え(はなびえ)」とも呼ばれています。4月は、1年で最も気温の上昇幅が大きい時期です。ただその上がり方は一様ではなく、暑くなったり寒くなったりと、三進一退の状態です。寒暖の変化が激しいのは春独特のもので、その理由には、「春一番」や「春二番」などが吹いたあと、決まったように「寒の戻り」があることがあげられます。春は、気圧配置によって、暖かい日と寒い日がめまぐるしくやってきます。寒い冬から解放されつつある時にくる寒さだけに、いっそう体にこたえるわけです。高齢者や乳幼児は変化の激しい天候についていけず、体調を崩しやすくなります。特にこの季節は、体の調子や生活のリズムを崩さないように、健康管理に十分注意したいものです。

しし座

しし座

春の星座の代表格である「しし座」。星占いで有名ですが、その形も比較的わかりやすくなっています。しし座は獅子の胸のところに1等星「レグルス」があります。これは「小さい王」という意味で、古代ローマ時代には「獅子の心戴とも呼ばれていました。レグルスから頭の方にかけて「?」マークを裏返した形に星が並んでいます。これは「ししの大がま」と呼ばれる部分で、ヨーロッパで使われる草刈り鎌に形が似ているところから名付けられました。夜空でもわりと目につく形です。しし座を探すときはこの「ししの大がま」を目印にしましょう。胴体からしっぽの方に目を移していくと、しっぽのあたりに「デネボラ」と呼ばれる2等星があります。このデネボラとおとめ座の「スピカ」、うしかい座の「アルクトゥルス」を結んでできる大きな三角形を「春の大三角」といいます。しし座の獅子は、ギリシア神話ではネメアの谷に住む人食いライオンで、退治に来た猛者たちをことごとく食い殺していました。そこで登場したのが勇者ヘルクレスです。ヘルクレスとこのライオンの戦いは三日三晩続きました。その結果、人食いライオンは退治されたのです。