秋の味覚と言えば、何を思い浮かべますか。まつたけ、くり、さんま、・・・といろいろありますが、さつまいもも今がおいしい季節です。
さつまいもは、種類によって差があるものの、だいたい9月中旬から11月上旬が収穫時期で、10月に最盛期を迎えます。
原産地は中央アメリカで、日本には17世紀の初めごろに入ってきました。このとき、薩摩(さつま)地方(現在の鹿児島県)から広まったため薩摩の芋が転じて「さつまいも」と呼ばれるようになったと言われています。
そんなさつまいもは、甘みがあり女性にとても好かれていますが、実は美容にもとてもいい野菜なのです。
さつまいもは、1本(約200グラム)で1日に必要なビタミンCを摂取することができます。ビタミンCは、メラニン色素の沈着を抑制する働きがあるので、夏に日焼けしすぎてしまった方はぜひ食べてみてください。
また、さつまいもを切った時に出る白い液(ヤラピン)は、便秘に効果があります。他にも、カルシウムやカロテン、カリウムなどがたくさん含まれた、とても優秀な食材なのです。
お天気豆知識(2024年10月17日(木))
さつまいもの料理方法としては、蒸す、焼くなどがありますが、栄養をあます所なく摂取するには、焼き芋にするのが一番のおすすめです。
さつまいものビタミンCは、加熱しても壊れにくい性質があり、蒸すよりも、焼いた方が損失はさらに少なくなるのです。
また、さつまいもの皮の部分には、中身の部分の5倍のカルシウムが含まれているため、皮ごと食べることでより多くのカルシウムを摂ることができます。
そのほかの栄養も、蒸すよりも焼く方が多く残ります。さらに加熱することで自然の甘みが増すので、おやつなどにもぴったりです。
これからは、肌寒い日がますます多くなってきます。そんな時にはぜひ、ほくほくの焼き芋を食べて温まりたいですね。