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お天気豆知識(2025年09月28日(日))

スズメバチ
スズメバチ

近年、主に山や森に住んでいたスズメバチが、山からすこし離れた都市部でも見かけることが増えています。どうしてスズメバチは、私たちの身近な場所にまで進出してきたのでしょうか。
これには山や森が宅地化され、住むところが少なくなり、私たちと生活圏が重なったことがあげられます。また天敵が都市部には少ないことも原因の一つと考えられます。ハチの天敵となる熊はいませんし、日本で最大のハチ、オオスズメバチも都市の環境では順応できません。キイロスズメバチ等は、オオスズメバチが天敵ですので逆に都市部に多く出没するようになっています。
また人間の生活している地域でも、えさが得られるようになったことも理由にあげられます。都市部でも、最近緑が多くなっていますし、空缶に残るジュースなどが、スズメバチのえさになります。
このような背景があってか、家の軒下に巣が作られてしまったという話が以前に比べずっと多くなっています。スズメバチの針には強い毒性があり、非常に危険です。刺されると場合によっては死に至る恐れもあります。
巣を発見したら、不用意にスズメバチの巣に近づかず刺激しないようにしましょう。そして、すぐに保健所などに連絡をして相談してください。

スズメバチの巣の一年
スズメバチの巣の一年

スズメバチの1年は、春の終わり冬眠から目覚めた女王バチが巣の場所を見つけるところから始まります。
巣の場所を決めた女王バチは、初夏にかけて一匹で巣作りから産卵、幼虫の世話までします。そして夏にはたくさんの働きバチが育ち、巣もどんどんと大きくなります。
このあと秋にかけてスズメバチは数を増やし、ハチたちの活動も活発になります。この時期は、スズメバチの中で巣を守ろうとする本能が強くなり、攻撃性も高くなります。
このため夏から秋にかけてがスズメバチにもっとも注意しなければならない時期です。実際に、スズメバチの被害もこの時期が最も多くなっています。
種類によっては、巣から数メートルから15メートル以内に近づいただけで、攻撃を仕掛けてくることがあります。この時期が最も危険といえるでしょう。
その後、晩秋から冬にかけては、スズメバチの活動は次第に収まってきます。新しい女王バチは冬眠に入り、働きバチは次第に死んでいきます。ですから、冬のスズメバチの巣は空っぽなのです。

過去のお天気豆知識

スズメバチ2025年09月28日(日)
コオロギの音色2025年09月27日(土)
マツタケ2025年09月26日(金)
快適温度2025年09月25日(木)
薄明(はくめい)2025年09月24日(水)
秋の季語2025年09月23日(火)

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お天気豆知識

スズメバチ

スズメバチ

近年、主に山や森に住んでいたスズメバチが、山からすこし離れた都市部でも見かけることが増えています。どうしてスズメバチは、私たちの身近な場所にまで進出してきたのでしょうか。これには山や森が宅地化され、住むところが少なくなり、私たちと生活圏が重なったことがあげられます。また天敵が都市部には少ないことも原因の一つと考えられます。ハチの天敵となる熊はいませんし、日本で最大のハチ、オオスズメバチも都市の環境では順応できません。キイロスズメバチ等は、オオスズメバチが天敵ですので逆に都市部に多く出没するようになっています。また人間の生活している地域でも、えさが得られるようになったことも理由にあげられます。都市部でも、最近緑が多くなっていますし、空缶に残るジュースなどが、スズメバチのえさになります。このような背景があってか、家の軒下に巣が作られてしまったという話が以前に比べずっと多くなっています。スズメバチの針には強い毒性があり、非常に危険です。刺されると場合によっては死に至る恐れもあります。巣を発見したら、不用意にスズメバチの巣に近づかず刺激しないようにしましょう。そして、すぐに保健所などに連絡をして相談してください。

コオロギの音色

コオロギの音色

彼岸を過ぎてもまだまだ残暑は厳しいですが、夜には虫の鳴く声が聞こえ、秋の気配を感じるようになりました。その秋の虫たちは、鳴く時にどうやって音を出しているのでしょうか。秋の虫の代表格であるコオロギの場合は、左右の前ばねをすりあわせて音を出します。この音で仲間と様々なコミュニケーションをとっているのです。ちなみに鳴くのはほとんどの場合オスだけです。また、自ら出す音で仲間とコミュニケーションをとるということはその音を聞くことができる耳を持っているということになります。コオロギの耳は意外な所にあり、前足の関節の近くについていて、コオロギが出す高い周波数の音を聞きとることができます。私たちに秋の訪れを感じさせる虫の声は、虫たちにとってみれば仲間との大事な交信手段なのですね。

マツタケ

マツタケ

この時期になると話題にのぼるのが秋の味覚の王様、まつたけです。北は北海道から南は九州までと日本全国に生えており、生産量が多いのは長野県や岩手県などです。まつたけはふつうアカマツの林に生えますが、寒い地方ではツガの天然林、エゾマツやトドマツの林にも発生し、ときにはクロマツの林でも見られます。まつたけは味の良さだけでなく、「香りまつたけ、味しめじ」というように香りの良さも特長です。そのまつたけの味わいは、成長の度合いによって変化します。土から顔を出したばかりのまつたけは、かさと軸の境がはっきりとしません。その後しばらく経つと、まつたけのかさがはっきりと確認できるようになり、このときがまつたけの最も味の良いときと言われています。また、さらに成長がすすんでかさがだんだんと開いていき、それが8割ほどに達したときのまつたけは、最も香り高いものになります。つまり、まつたけの味が好みの方は、かさが開きはじめる直前のものを、香りが好みの方は、かさが少し広がったものを選ぶとよいでしょう。