この時期旬を迎える野菜に「はくさい」があります。西洋のキャベツに対して、東洋を代表する葉菜が「はくさい」です。
中国や朝鮮半島、日本などの東アジアに分布していて、英語では「中国のキャベツ」という意味の名前(Chinesecabbage)が付けられています。
はくさいの96パーセントは水分ですが、他にもビタミンCや無機質も含まれています。昔は冬に食べることのできる野菜は限られていたため、この時期に収穫されるはくさいは、不足しがちな栄養素を摂取する上で貴重な食べ物になっていました。
はくさいには春や夏に収穫されるものもありますが、寒い冬にとれるものが最も柔らかく、おいしいといわれています。お店では、巻きがしっかりとしていて重みのあるものを選ぶとよいでしょう。
お天気豆知識(2024年12月31日(火))
はくさいは、よく浅漬けなどの漬け物にされたり、韓国のキムチとしても、よく食べられるようになっています。
味は淡白でくせがなく、水分が多くて味がしみ込やすいことから、どんな料理にも合う便利な食材です。
ただし、いためるとたくさんの水分が出てきてしまうため、煮物やなべ物にいれるのがおすすめです。水溶性のビタミンCやカリウムも余すことなく摂取でき、栄養面から見ても適した調理法といえます。
今では一年を通して食べることのできるはくさいですが、この時期の最もおいしいはくさいをよく味わっておきたいもです。