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お天気豆知識(2025年01月02日(木))

凧(たこ)の仕組み
凧(たこ)の仕組み

今では見かけることも少なくなりましたが、正月の遊びのひとつに凧(たこ)揚げがあります。空を彩る凧が空中で安定した状態で、揚がっていられるのには、仕組みに秘密があります。
1つ目は、その形です。一般的な凧には反った形のものが多くありますが、この反りは凧の左右の安定を高める働きをしています。
2つ目はしっぽ。凧からなびくしっぽは単なる飾りではなく、空中で回転してしまうのを防ぐ役目を果たしています。
3つ目は、凧の骨からのびる数本の短い糸の結び目の位置です。この結び目の位置は、空中での凧の角度を決める重要な役割があるのです。
凧には、色々な形や色をした凧がありますが、こんな秘密があったのです。

風と糸の結び目
風と糸の結び目

凧を空高く揚げるにはいくつかのコツがあります。その一つが、凧と糸の結び目の位置です。
凧には手持ち用の長い糸が必要ですが、たいてい釣り合いをとるために長い糸は直接凧にはつけず、凧の骨に結ばれた数本の短い糸を介してつながっています。凧揚げをするときの風の強さに合わせて、これらの糸の結び目を変えることで、凧は高く揚がるのです。
風が強ければ、結び目の位置を凧の上方に寄せることで凧を空高くまで揚げることができます。
反対に風が弱い時には、結び目の位置を下げることで凧が落下しにくくなります。
このように、その日の風の状況に合わせて結び目を調節しながら凧を揚げることは、腕の見せ所であり、凧揚げの醍醐味のひとつなのです。

過去のお天気豆知識

ズワイガニの呼び名2025年01月03日(金)
凧(たこ)の仕組み2025年01月02日(木)
雑煮(ぞうに)・正月の「ハレ」の食べ物2025年01月01日(水)
旬の食材・はくさい2024年12月31日(火)
年越しそば2024年12月30日(月)
お屠蘇(おとそ)2024年12月29日(日)

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お天気豆知識

ズワイガニの呼び名

ズワイガニの呼び名

冬を代表する味覚の一つにカニがありますが、なかでも日本海側の地方で水揚げされるズワイガニの味に舌鼓を打つ方も多いことでしょう。ズワイガニはクモガニ科に属し、同じ種類には、日本固有のタカアシガニという世界最大級のカニがいます。「ズワイガニ」というのは一般的な呼び方ですが、地方によっては様々な呼び名があります。山陰地方では「マツバガニ」、北陸地方では「エチゼンガニ」と呼ばれています。また、石川県ではズワイガニのメスを「コウバコガニ」または「コウバクガニ」、福井県では卵を持ったメスを「セイコガニ」と言います。そのほか新潟県などでは、ズワイガニのことを「タラバガニ」とよぶ地域もあります。

凧(たこ)の仕組み

凧(たこ)の仕組み

今では見かけることも少なくなりましたが、正月の遊びのひとつに凧(たこ)揚げがあります。空を彩る凧が空中で安定した状態で、揚がっていられるのには、仕組みに秘密があります。1つ目は、その形です。一般的な凧には反った形のものが多くありますが、この反りは凧の左右の安定を高める働きをしています。2つ目はしっぽ。凧からなびくしっぽは単なる飾りではなく、空中で回転してしまうのを防ぐ役目を果たしています。3つ目は、凧の骨からのびる数本の短い糸の結び目の位置です。この結び目の位置は、空中での凧の角度を決める重要な役割があるのです。凧には、色々な形や色をした凧がありますが、こんな秘密があったのです。

雑煮(ぞうに)・正月の「ハレ」の食べ物

雑煮(ぞうに)・正月の「ハレ」の食べ物

雑煮は、そもそも神仏に供えた飲み物や食べ物を下げて食べる行事(直会、なおらい)からきています。神仏に供えた縁起の良いものを、大晦日の夕方に様々な具を加えて煮たのが雑煮の始まりなのです。そしてお正月にはなくてはならない、三が日のめでたい食事となりました。稲作を中心とした水田地帯の地域では、雑煮の具は餅が中心で、一方、畑作地域では芋やそば、ムギなどが具の中心でした。今では餅の入った雑煮が主流となりましたが、その一方で芋栽培の文化も受け継がれて、里芋も雑煮の材料として不可欠となっている地域もあります。雑煮は、現在も家庭による味付けの違いはもちろんですが、地域によって味付けや材料に大きな違いがあります。みなさんの故郷の雑煮はいったいどういったものなのでしょうか。