6月は日差しが強くなる時期です。それだけに高い位置から照りつける太陽をみると、紫外線対策にも力が入ってしまいますね。
曇りや雨の日は太陽が雲に隠れてしまい日差しの強さを感じることはありませんが、紫外線は雲を通り抜けて私達に降り注いでいるのです。
雨の日は、紫外線を意識しなくても、雨傘が日傘の役目を果たすだけでなく、屋外で何時間も活動することはあまりないので、まず影響はありません。しかし、曇りの日は紫外線を気にすることなく、屋外で長時間活動してしまいがちではないでしょうか。
6月は晴れの日が少なく、曇りと雨の日が多い月です。本格的な夏を前に気温も上がっていて湿度も高いため、曇っていても暑く感じ、半袖で出歩くことが多くなります。しかも、紫外線の中でも肌のしわやたるみを引き起こすものは、ほとんどが雲を通過するため、降り注ぐ量は晴れの日とさほどかわりません。
今の時期、曇りの日の紫外線対策がとても重要になっているのです。
お天気豆知識(2025年06月13日(金))


紫外線は目に見えないものなので、なかなかその強さを感じることはできません。肌が赤くなったり、黒くなったときに初めて実感することが多いかと思います。
しかし目安として、晴れ(雲一つない快晴)の日の紫外線の量を1とすると、曇りの日は0.3から0.7となり、雨の日は0.3前後になるようです。とくに薄曇りのときは、晴れの日と同じようにしっかりとした紫外線対策をしないと、短時間で影響が出てしまうようです。
一日の中で、午前9時から午後3時の間は紫外線の多い時間帯なのでとくに気をつけて、それ以外の時間帯を上手に利用するようにしましょう。
また、海や山では都会と比べて空気がきれいなため、肌を黒くしたり赤くしたりする紫外線は多くなります。山などの高いところに上がるほど紫外線の量も増加し、ビーチなどで体を水に濡らしたまま紫外線をうけると、日焼けもしやすくなってしまいます。
紫外線は肌だけでなく、免疫力を低下させるなどの人体への悪影響もあるので、女性の方だけでなく、男性の方も海や山へ出かけたり、野外スポーツなどされる際は、紫外線に気を配ってみてはいかがでしょうか。