布団を干すと、ふかふかになって気持ちがいいものですね。梅雨時期の晴れ間は大変貴重なので、より効果的に布団を干したいものです。
布団は両面を干すようにし、敷き布団の場合は、はじめに体に接していない、裏面から干しましょう。人は寝ている時に一晩でコップ一杯の汗をかくといわれ、汗は水蒸気となって体の外に放出されます。体の外に出た汗は布団に吸収されますが、このとき水蒸気は体から遠い部分にたまります。そのため敷き布団の場合は、湿度の高い裏面から干すとよいのです。
また、布団を干す時には黒い布をかけると効果的です。黒い布は熱を吸収するので、その熱でダニを退治することができるからです。
ダニは湿度、気温ともに高い、梅雨時から夏にかけて最も繁殖します。布団の中のダニは、アトピー性皮膚炎やアレルギー性気管支ぜんそくの原因のひとつとも考えられるため、退治しておく必要があるのです。
布団は体に密着して使用するものですから、特にこれからの時期は晴れる日を逃さず布団を干して清潔に保つようにしましょう。
お天気豆知識(2025年06月12日(木))


布団を取り込む時には、布団をたたく方は多いのではないでしょうか。たたけばたたく程ほこりがよく取れる気がしますが、実はたたきすぎてはいけません。
強くたたくことを繰り返していると、布団の生地や中の綿などの繊維が硬くなり、布団自体を傷めてしまうからです。そのため取り込む時には表面のほこりを軽く手で払うくらいにしておきましょう。
ただ、布団に付いたフケやアカ、日光の熱で死んだダニの死がいやフンなどはしっかり取り除く必要があります。フケやアカはダニのえさとなり、ダニの死がいやフンはアレルギーの原因となるためです。
これらを取り除くには、取り込んだ後に布団の表面に掃除機をかけるのが効果的です。ゆっくりと時間をかけて布団の裏表に掃除機をかけるようにします。
今度布団を取り込む時には睡眠を快適なものにするためにこのようなちょっとしたコツを試してみてください。