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お天気豆知識(2025年09月29日(月))

紅葉が始まる目安
紅葉が始まる目安

多くの地域で、これから紅葉のシーズンを迎えます。紅葉がいつから始まるか気になる方も多いでしょう。
紅葉と秋の気温には深い関係があります。明け方の最低気温が8度前後より低くなると、しばらくして葉が色づきます。
また、冷え込みは一時的なものではなく、何日か続いて初めて紅葉につながります。
日中の暖かい日差しと夜の冷え込みというめりはりのある天気は、あざやかな紅葉の条件でもあります。
日本は世界でも有数の、多種多様な樹木が色づき、美しい紅葉が見られる国です。紅葉の見ごろ時期を逃さず、この秋の彩りを楽しみたいものですね。

紅葉のしくみ
紅葉のしくみ

紅葉は、秋になって明け方の最低気温が8度前後より低くなる日があってからしばらくして色づき出します。いったい、紅葉はどのような仕組みでおこるのでしょうか。
秋になってだんだん気温が下がると、木の働きが衰えて、葉の付け根に「離層」と呼ばれる層ができます。この層ができると栄養が葉に届かなくなり、葉の中にあるクロロフィルと呼ばれる緑色のもと(葉緑素)が減って、緑色はだんだん消えてしまうのです。
イチョウのように黄色に葉が色づくものは、クロロフィルがなくなることで、もともとあったカロテンの黄色がでてきて、緑から黄色に変わります。
一方、カエデなどのように赤く葉が色づくものは、葉に溜まったデンプンが日光にあたることで、赤色のアントシアンに変化します。クロロフィルがなくなり、アントシアンができるため赤色に変化するのです。
つまり、紅葉が赤くきれいに色づくためには、冷え込みと日光が必要といえます。実際に、秋になって急に寒くなるようなとき、また、日中暖かく夜間冷え込むようなときは葉に含まれるアントシアンなどの色素の量が多くなるため、美しい紅葉が見られるようになります。
そして、紅葉しはじめるころに良い天気が続くときも紅葉が美しく色づくのです。

過去のお天気豆知識

紅葉が始まる目安2025年09月29日(月)
スズメバチ2025年09月28日(日)
コオロギの音色2025年09月27日(土)
マツタケ2025年09月26日(金)
快適温度2025年09月25日(木)
薄明(はくめい)2025年09月24日(水)

各地の天気

お天気豆知識

紅葉が始まる目安

紅葉が始まる目安

多くの地域で、これから紅葉のシーズンを迎えます。紅葉がいつから始まるか気になる方も多いでしょう。紅葉と秋の気温には深い関係があります。明け方の最低気温が8度前後より低くなると、しばらくして葉が色づきます。また、冷え込みは一時的なものではなく、何日か続いて初めて紅葉につながります。日中の暖かい日差しと夜の冷え込みというめりはりのある天気は、あざやかな紅葉の条件でもあります。日本は世界でも有数の、多種多様な樹木が色づき、美しい紅葉が見られる国です。紅葉の見ごろ時期を逃さず、この秋の彩りを楽しみたいものですね。

スズメバチ

スズメバチ

近年、主に山や森に住んでいたスズメバチが、山からすこし離れた都市部でも見かけることが増えています。どうしてスズメバチは、私たちの身近な場所にまで進出してきたのでしょうか。これには山や森が宅地化され、住むところが少なくなり、私たちと生活圏が重なったことがあげられます。また天敵が都市部には少ないことも原因の一つと考えられます。ハチの天敵となる熊はいませんし、日本で最大のハチ、オオスズメバチも都市の環境では順応できません。キイロスズメバチ等は、オオスズメバチが天敵ですので逆に都市部に多く出没するようになっています。また人間の生活している地域でも、えさが得られるようになったことも理由にあげられます。都市部でも、最近緑が多くなっていますし、空缶に残るジュースなどが、スズメバチのえさになります。このような背景があってか、家の軒下に巣が作られてしまったという話が以前に比べずっと多くなっています。スズメバチの針には強い毒性があり、非常に危険です。刺されると場合によっては死に至る恐れもあります。巣を発見したら、不用意にスズメバチの巣に近づかず刺激しないようにしましょう。そして、すぐに保健所などに連絡をして相談してください。

コオロギの音色

コオロギの音色

彼岸を過ぎてもまだまだ残暑は厳しいですが、夜には虫の鳴く声が聞こえ、秋の気配を感じるようになりました。その秋の虫たちは、鳴く時にどうやって音を出しているのでしょうか。秋の虫の代表格であるコオロギの場合は、左右の前ばねをすりあわせて音を出します。この音で仲間と様々なコミュニケーションをとっているのです。ちなみに鳴くのはほとんどの場合オスだけです。また、自ら出す音で仲間とコミュニケーションをとるということはその音を聞くことができる耳を持っているということになります。コオロギの耳は意外な所にあり、前足の関節の近くについていて、コオロギが出す高い周波数の音を聞きとることができます。私たちに秋の訪れを感じさせる虫の声は、虫たちにとってみれば仲間との大事な交信手段なのですね。