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お天気豆知識(2024年09月23日(月))

波浪について
波浪について

私たちの生活に欠かすことのできない天気予報ですが、天気予報には天気のほかに、海上の波の高さを予報する波浪予報があります。
釣りやサーフィンで海へ出かける方、また漁業をされている方にとっては毎日の波の高さは天気予報と同じくらい気になるところです。
波浪予報は沿岸の海域、つまり海岸から20海里(およそ37キロメートル)までの水域の波の高さを予報します。
ここでいう波とは、風によって生じる波と、その波が遠くまで伝わってできるうねりを対象としていて、地震による津波などの地殻変動による波は含まれません。
波浪予報は単独として発表されることはなく、天気予報に含まれた形で発表されます。海上の波の予報は天気の状態と密接に関係しているため、ふたつを切り離して考えることはできないのです。

波の高さ
波の高さ

波の高さの予報には、有義波高(ゆうぎはこう)の最大値を使います。有義波高とは、ある地点を連続して通過する波を高い方から順に並べて、その高い方の3分の1の波の平均をとったものです。
波浪予報の表現には基準があり、例えば「波が高い」といった場合は、波の高さに換算すると2.51メートルから4メートルまでのものを指します。
また、波の高さが4メートルを超え6メートル以下だと「しける」と表現します。しけは、強い風によって海面が波立ち、海が荒れて危険な状態のことを示しています。
台風の中心が接近した時などは、波の高さが10メートル以上と予想される時があり、この場合には、「猛烈にしける」という表現が使われます。
ただ、これはあくまで数値上の定義であり、各地域によっては、多少、波の高さに関する感覚が前後する場合があります。
しけにならなければ絶対安全というわけではないため、あくまで注意を促すための目安として用いられているのです。

過去のお天気豆知識

おうけつ・ポットホール2025年10月18日(土)
快眠を促す環境2025年10月17日(金)
紅葉する樹木2025年10月16日(木)
晩秋から冬の装い2025年10月15日(水)
エルニーニョ現象2025年10月14日(火)
秋の花粉2025年10月13日(月)

各地の天気

お天気豆知識

おうけつ・ポットホール

おうけつ・ポットホール

秋も深まって、東日本や西日本でも標高の高いところを中心に紅葉が進んできました。滝や渓流を色鮮やかな紅葉が飾り、水面にそれが映る様子は特に美しいものです。ところで皆さんは、渓流の流れの中で、丸い穴のあいている岩を見かけたことはないでしょうか。岩に丸く掘られた穴は、一見人工的なもののようですが、実はそうではなく自然が作り出したものなのです。これは、おうけつ(甌穴、凹穴)またはポットホールと呼ばれるものです。穴の直径や深さが数センチメートルの小さなおうけつから、直径1メートル、深さ2メートルという巨大なものまであります。見事なおうけつが見られる場所は、観光地にもなっていて、例えば宮崎県都城市(みやこのじょうし)の関之尾の滝(せきのおのたき)の関之尾おうけつ群もそのひとつです。このような場所では、丸いものだけでなく、半円形に削りとられたものなどいろいろな形や大きさの「おうけつ」を見つけることができます。

快眠を促す環境

快眠を促す環境

秋の夜長、ぐっすりと気持ちよく眠りたいものです。朝晩は涼しい日が続くようになって、寝苦しさを感じることもなくなりましたが、快適に眠れる条件を整えておかないと、すっきりとした目覚めにつながらないこともあります。快眠を促す環境を見ると、まずひとつは音や光の刺激がないことが挙げられます。大きな音や光は脳を刺激し、眠りを妨げます。特に、夜間は生活の上で出る音が少なくなるため、ちょっとした物音でも気になってしまい、眠りに影響します。また、温度や湿度がちょうど良い状態に保たれていることも快適な眠りの条件です。寝室の室温は、夏は高めで冬は低めとなるものの、概ね13度から29度の範囲で調整し、寝具の内部(布団の中)を33度前後に保つことが推奨されています。また、湿度は年間を通して40パーセントから60パーセントくらいが良いとされています。そして寝具も重要です。寝具は体に直接に接するものなので、その弾力性や重さなどが睡眠に大きく影響します。例えば硬い布団の場合は、骨の部分が圧迫されて血液の循環が悪くなったり、逆に柔らかすぎる布団の場合は、寝ているときの姿勢が不自然になるなどして、いずれも安眠できません。敷き布団、掛け布団とも適度な硬さや重さが必要となるのです。

紅葉する樹木

紅葉する樹木

北日本、東日本を中心に紅葉が始まっています。赤や黄、オレンジ、緑色の葉が織りなす錦模様は、私たちの目を楽しませてくれます。その中で赤く色づく樹木の代表といえば、カエデ類です。中でもイロハカエデは鮮やかな赤に染まります。全国の山地で見られるナナカマドや、背が低くて庭木としても人気のあるドウダンツツジも赤く色づきます。一方、黄色く色づく代表的な樹木はイチョウです。街路樹として全国で見ることができ、色づきがピークになると輝くような黄色で辺りが明るく感じられるほどです。また、針葉樹のカラマツやハート形の葉を持つカツラなども黄色く鮮やかに色づく樹木です。紅葉狩りへ出かけたときは、彩りだけでなく木の種類にも注目してみてはいかがでしょうか。