夏に外で食事をするのは気持ちの良いものです。バーベキューのときやビアガーデンでは、ビールを飲まずにはいられない人は多いのではないでしょうか。
夏はキンキンに冷えたビールを飲みたくなるものですが、ビールを冷やしすぎるとホップの苦みを吸収する泡がたたず、苦みが強くなります。また、長い時間冷蔵庫に入れておいたり凍らせると、成分が凝固して濁りが発生します。逆に、生ぬるいビールでは、のどごしの爽快感がなく後味が強く残ってしまいます。
このようにビールは温度に敏感で、それゆえビールをおいしく飲むための適温があるのです。その温度はだいたい6度から8度で、冷蔵庫で5時間から6時間くらい冷やすことがひとつの目安となります。
それでも、冷えてないビールをすぐに飲みたいときは、気化熱によって熱がにげるのを利用して冷やす方法があります。濡れたフキンを巻いたビールびんを氷水の中に半分くらい入れるとすぐに冷えます。これならお風呂に入っている間でも十分冷えるので、一度試してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、グラスを冷やしておくと一層おいしく飲むことができますよ。
お天気豆知識(2025年08月02日(土))


暑い夏にのどを潤すのにはやっぱりビール、という方も多いのではないでしょうか。そんなビールのお供にはやはり枝豆が一番でしょう。適度な塩気で引き立つ枝豆自身のほのかな甘みと、つるつるした食感はビールによく合います。
枝豆とビールはおいしさだけではなく栄養的にも良い相性なのです。枝豆にはアルコールの分解を促すビタミンB1やビタミンC、肝臓の働きを向上させるメチオニンが含まれています。また、豊富なたんぱく質が胃の壁を守ります。枝豆とビールは二日酔いや悪酔いの防止となる組み合わせなのです。
また、この組み合わせは女性の更年期障害にも有効と言われています。これはビールに含まれるイソフムロンと枝豆のイソフラボンという二つのポリフェノールが、更年期障害の諸症状(動悸、うつ状態、肩こり、冷え性、肌荒れなど)を緩和してくれるからです。
枝豆はその他にも体によい成分をたくさん含んでいるので、家族みんなで召し上がるのもいいでしょう。
枝豆をおつまみにビールを飲み、暑い夏を乗り切ってください。