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お天気豆知識(2025年10月06日(月))

コスモス・1
コスモス・1

秋風にゆらゆら揺れている花といえば、コスモスが思い浮かぶのではないでしょうか。
コスモスは、メキシコ原産のキク科の一年草で、日本には明治時代に伝わったとされています。
日本の花と言えば「桜」が定番ですが、コスモスは花弁が桜に似ていることから、秋桜(あきざくら)という和名も付けられており、今では日本の風景に自然にとけこんで、すっかり秋の代表的な花となっています。
もともとの「コスモス」の名前は、ギリシャ語のコスモス(kosmos)から来ています。ギリシャ語のコスモスには「整頓、装飾、秩序」という意味があり、また、英語(cosmos)には「宇宙」の意味も含まれています。
星がきれいにそろう宇宙と花びらが整然と並ぶコスモスの姿に、共通するイメージがあるのかもしれません。

コスモス・2
コスモス・2

コスモスの花をよく観察してみましょう。
コスモスには8枚の花びらがありますが、これは舌状花(ぜつじょうか)と呼ばれる花の一つです。この部分は種を結ぶことはありません。
そして、舌状花の内側には黄色のまるい部分があります。
これは筒状花(とうじょうか)と呼ばれる小さな黄色い花が密集しており、これが種をつくる部分です。つまり、コスモスの花は小さな花がたくさん集まって一つの花を形成しているのです。
星がたくさん集まってできる宇宙と同じように、小さな花が集まっているコスモスは一つの小さな宇宙とも言えるでしょう。

過去のお天気豆知識

寒露(かんろ)2025年10月07日(火)
コスモス・12025年10月06日(月)
お月見2025年10月05日(日)
秋の日はつるべ落とし2025年10月04日(土)
スポーツの秋2025年10月03日(金)
秋の季語・霧2025年10月02日(木)

各地の天気

お天気豆知識

寒露(かんろ)

寒露(かんろ)

10月8日は二十四節気のひとつ、寒露(かんろ)です。寒露とは、野草につく露も冷たく感じられるころで、秋の長雨がそろそろ終わり、これからが本格的な秋となります。寒露のころは、日が短くなり地面が暖まりにくいので、大気の状態が安定して澄んだ秋晴れの日が多くなります。山では晩秋の気配が色濃く現れ、すでに北日本などの標高の高い所では紅葉が色づいてきています。そして、朝晩は涼しいというよりむしろ寒いと感じるようになり、北国では氷の張り出す所もあり、暖房器具がそろそろ活躍してきます。そのほかの地域でも、昼間の気温の上がり方は徐々に鈍くなります。九州や中国四国地方の一部と南西諸島を除いては、最高気温が25度に届かない日が増えて、日中でも暑さを感じることは少なくなってきます。寒露のころは、秋の深まりを実感できる時期といえるでしょう。

コスモス・1

コスモス・1

秋風にゆらゆら揺れている花といえば、コスモスが思い浮かぶのではないでしょうか。コスモスは、メキシコ原産のキク科の一年草で、日本には明治時代に伝わったとされています。日本の花と言えば「桜」が定番ですが、コスモスは花弁が桜に似ていることから、秋桜(あきざくら)という和名も付けられており、今では日本の風景に自然にとけこんで、すっかり秋の代表的な花となっています。もともとの「コスモス」の名前は、ギリシャ語のコスモス(kosmos)から来ています。ギリシャ語のコスモスには「整頓、装飾、秩序」という意味があり、また、英語(cosmos)には「宇宙」の意味も含まれています。星がきれいにそろう宇宙と花びらが整然と並ぶコスモスの姿に、共通するイメージがあるのかもしれません。

お月見

お月見

今年の十五夜は10月6日です。十五夜とは、旧暦15日の夜のことですが、特に旧暦8月15日を指すことが一般的となっています。この日の月は「中秋の名月」と呼ばれていて、古くからお月見を楽しむ習わしがあります。お月見は日本だけの文化ではなく、中国や韓国などでもお月見をする風習があるのです。旧暦8月15日は中国では「中秋節(チョンチョウジェイ)」、韓国では「秋夕(チュソク)」と呼ばれる行事があり、日本と同様に月を愛でて楽しみます。特に、韓国の秋夕(チュソク)は、国をあげての休暇シーズンでもあり、日本のお盆の時期と同様、多くの人々が帰省します。お月見がいつ、どのように始まったかははっきりとわかっていませんが、中国でサトイモの収穫を祝う祭りが始まりというのが有力な説です。その後、中国の宮廷行事となり、日本には、奈良時代以降に伝わったと言われています。