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お天気豆知識(2025年10月03日(金))

スポーツの秋
スポーツの秋

10月に入り、暖房も冷房もいらない快適な陽気が多くなってきました。食欲の秋、読書の秋などと言われますが、この時期はスポーツに適した季節でもあります。
短時間の激しいスポーツなどを除けば、一般にスポーツに適した気温は、19度から21度の間といわれています。
例年、秋に平均気温が19度から21度の範囲になるのは、札幌で9月上旬、仙台では9月中旬ごろです。日中の気温からみれば、この後1か月間くらいスポーツに適した気温が続きます。
東京、大阪、福岡では、10月を中心に最も適した気温となります。まさにちょうどこれからがスポーツに最適と言われるようになるのです。
普段はめったに体を動かさないという方も、スポーツを始めるなら秋がおすすめです。

スポーツに適した気温
スポーツに適した気温

スポーツの秋といわれるように、秋の気温はテニスやゴルフなどいろいろなスポーツをするのに適しています。しかし種目によっては適した気温が異なり、最適な季節も変わってきます。
短距離走や走り幅跳びなどの跳躍、砲丸投げ、円盤投げなどの投てき競技といった短時間で力を出し切らなければならない競技には、27度から28度という高めの気温が適しています。
また、2時間以上も走り続けるマラソンのような長時間続く運動の場合、最適な気温は5度から15度といわれています。
マラソンのベストシーズンは、北日本では春と秋、東日本や西日本は冬を中心にした期間と言えそうです。
スポーツ競技で、好記録を出すためには、体のコンディションはもちろん、それぞれの競技に適した気象条件も大切なのです。

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返り咲き

返り咲き

日に日に寒さが増すこの時期、季節外れの花が咲いているのを見たことはありませんか。秋から冬に季節外れの花が咲くことを「返り咲き」と言います。このような現象は「不時現象(ふじげんしょう)」とも呼ばれており、気象台で発表されている平年日と著しくかけ離れた時期に起きる場合を言います。不時現象か通常の現象かの判断は、気象台などにおけるそれぞれの観測種目の最も早かった記録、または最も遅かった記録から、約1か月以上の開きがある場合を目安としています。穏やかに晴れた日にふらりと散歩に出てみれば、小春日和につられて勘違いしてしまった花たちに出会えるかもしれません。

暖房器具の特徴

暖房器具の特徴

立冬を過ぎ、暦の上では冬になりました。昼間は暖かいこともありますが、朝晩は暖房器具が活躍し始めているところもあるでしょう。暖房器具には様々な種類があり、それぞれの特徴を知っておくと、効率よく部屋を暖めることができ、快適に過ごせます。たとえば、石油ストーブは火をつけるとすぐに部屋全体が暖かくなるため、寒い朝などは重宝します。なじみ深い暖房器具ですが、灯油を燃焼させるため空気が汚れやすく、こまめに部屋の空気を換気する必要があります。つぎに、エアコンは、電気で動くため空気が汚れる心配がありません。しかし、湿度が低くなり部屋が乾燥しやすくなります。乾燥は肌のかさつきや風邪を引きやすくするため、加湿を心がけたいもためす。そして、ホットカーペットは足もとから部屋を暖め快適ですが、長時間肌が触れていると低温やけどをする恐れがあります。また、足もとという部屋の一部分しか暖めることができないため、エアコンなどと併用して使うとより効果的です。このように、それぞれの暖房器具は長所・短所を持ちあわせているため、使う場所や時期に応じて使い分けるといいでしょう。

葉が落ちる意味

葉が落ちる意味

通りや公園などでは、木の葉がはらはらと舞い落ちる姿が見られるようになりました。なぜ秋から冬にかけて木の葉はいっせいに落葉するのでしょうか。乾燥する冬に青い葉がついていると、葉の裏の気孔と呼ばれる小さな穴からどんどん水分が失われて、木全体が死んでしまいます。そのため、樹木は冬に備えて水分の損失を防ぐために、自ら葉を切り離すのです。ほかにも、体内にたまった老廃物を捨てるという目的もあります。動物は排せつにより老廃物を外に出すことができますが、植物はそれができません。このため落葉樹は葉に集まってきたいらないものを、一年に一度葉ごと捨てるために葉を落とすのです。また、冬は夏に比べて太陽の光が弱く、養分を作るための光合成が活発でないため、葉を保つことができないという理由もあると言われています。このような理由から、気温が下がり日照時間が短くなると、自然と樹木から葉が切り離されます。きれいに紅葉した葉が落ちるのを見ると何となくもの悲しくなるものですが、木々は自分の体の一部を切り離して冬を乗り切る準備をしているのですね。