お盆を過ぎると海ではクラゲの数が多くなり、海水浴客がトラブルにあうことがよくあります。
クラゲがお盆過ぎに多く出る理由は、種類にもよりますが、海水温が高いこと、そして日本の南海上に台風が発生、接近する事が多く、台風からのうねりに乗って海岸近くまでクラゲが来やすいことなどが挙げられます。
これからの海水浴は、クラゲに対しても一段と注意が必要になってきます。私たちがクラゲに刺されると、よく目にする傘が15センチメートルほどの水クラゲが原因と思いがちですが、実はアンドンクラゲに刺されていることが多いようです。
アンドンクラゲは、傘の大きさが親指の第一関節くらいと小さいクラゲです。さらに透明で見つけにくいので、できるだけクラゲの集まりそうな場所を避けて海水浴を楽しみたいですね。
クラゲのたまりやすい場所は、潮のよどみです。潮のよどみを見つけるポイントとしては、泳いでいて他より暖かい場所、つまり水温の高いところや海草や泡が浮いている場所です。
海水浴に出かけたら、潮のよどみを見つけてクラゲに遭遇する危険性を減らしたいですね。
お天気豆知識(2025年08月19日(火))


お盆を過ぎた夏の海には、台風のうねりなどに乗って、沢山のクラゲが現れ、海水浴客が刺される事故も多くなります。
中でも、別名デンキクラゲともよばれる「カツオノエボシ」に刺されると、激しい痛みとともにミミズ腫れになり、重症の場合には呼吸困難に陥ったり、ショックを起こして死亡することさえあります。
もし毒を持ったクラゲに刺されたら、どのような処置をすればよいのでしょうか。
まず、応急手当をするためにすぐ海から上がり、体に付着したクラゲの触手を取り去ります。
このとき直接手で触れてしまうと、その手も毒にやられてしまうので、決して直接触らずに、海水をかけて流したりティッシュなどを使って取り去りましょう。さらに、腫れている場合は炎症を抑えるために氷水などで冷やします。
痛みがひどい場合や重症の場合はすぐに病院へ行くようにしてください。このようなことを理解し、落ち着いて処置をすることが重要です。