いよいよ、夏も本番。夏ははだしになる機会が多い季節です。
現代では靴をはくことが日常となっていて、靴の影響によって起こる足のトラブルも増えています。足のトラブルの解消には正しい靴を選ぶことも大切ですが、はだしになり、足を解放してあげることも大切だということを知っていますか。
はだしになることで、どんなメリットがあるのでしょうか。まず、足へのしめつけがなくなるため、外反(がいはん)ぼしや、指先が曲がってしまうハンマートウなどの足の変形、巻き爪のような爪の変形を防ぐことができます。
また、足のむれから解放されます。足の裏は体の中でも汗をかきやすい部分ですが、夏場には、靴の内側の温度は40度以上にもなり、靴の中は高温多湿でむれやすく、水虫や細菌が好む環境になってしまいます。はだしになることで、足がむれることなく快適に過ごすことができるのです。
さらに、足の裏にあるたくさんのツボを刺激します。はだしで歩くことによって、ツボへの刺激が加わる上、足の指で床をつかみ、甲やかかと、アキレスけんを動かすことで、全身の血行を良くし、体の疲労回復にも役立ちます。
このように、はだしで過ごすことは足へのしめつけやむれから起きる足のトラブルの防止や疲労回復など、多くの効果があるのです。この夏、できるだけはだしで過ごしてみませんか。
お天気豆知識(2025年07月25日(金))


昔の生活では、でこぼこの道を歩いていましたが、現代ではほとんどが舗装道路になって足の裏への刺激が少なくなったことが、現代人の体調不良の原因の一つだという見方もあります。そこで、気持ちよくはだしになれるこの季節に、足の裏に刺激を与えましょう。
足裏に刺激を与えるのにおすすめなのが、昔ながらの健康勃青竹踏み」です。用意するものは、竹を半分に切ったものか、または、市販されているプラスチックでできたもの、どちらでもかまいません。突起などが痛く感じるときは、タオルなどを上に載せてカバーするといいでしょう。
背筋を伸ばして足を高く上げて踏み、安定性のために、壁や手すりなどの支えにつかまったまま行います。だいたい30分くらいで、全身の血液やリンパの流れが良くなったり、内臓の働きが活発になるなどの効果を発揮します。
年輩の方でも取り組めるくらいのシンプルな動作で、青竹への昇降を繰り返し、血行を促進しながら足の裏を刺激することで体の自然治癒力が高まるそうです。
室内で、誰にでも手軽に挑戦できる「青竹踏み」。是非試してみてはいかがでしょうか。