最近、デパートや雑貨屋などで、エッセンシャルオイルのコーナーをよく見かけるようになりました。エッセンシャルオイルとは、植物の花、葉、果物の皮などから抽出した芳香物質のことです。
例えば、花から抽出されたエッセンシャルオイルにはカモミールやラベンダーがあります。また、葉から抽出されたものにはローズマリーやペパーミント、果物の皮から抽出されたものにはレモンやグレープフルーツなどがあります。
これらのエッセンシャルオイルは、美しさや健康増進のために、自然療法であるアロマテラピーに使用されます。エッセンシャルオイルは、濃縮された状態であるため、使用する際は直接肌には付けません。
飲料には適していないため、お風呂に入れたり、ベースオイルと呼ばれる植物油で薄めて使用します。このようにマッサージや入浴などにエッセンシャルオイルを使うことによって香りを楽しみながら、心身の健康を保つ効果を持つものなのです。
お天気豆知識(2025年06月19日(木))


エッセンシャルオイルは自然療法のアロマテラピーに使われ、海外では医療の中で使用されており、効果は世界中で認められています。
気持ちをリラックスさせ、健康維持に役立つエッセンシャルオイルの効果は種類によって違い、体調などに合わせて選ぶ必要があります。
例えば、かぜのひきはじめの人には、のどにいいと言われるティートリーやローズマリーがおすすめです。お風呂に入れるのもいいですが、熱めのお湯をはった入れ物に数滴たらして足湯として利用する方法もあります。次第に体が温まってくるので早めに休むといいでしょう。
食欲がない人には、グレープフルーツやスイートオレンジがおすすめです。これらに含まれるリモネンという成分は、だ液や胃液の分泌を高め、食欲を増進させると言われています。熱湯を入れたカップにこれらのオイルを数滴たらし、立ち上がる湯気を大きく吸い込んでみてください。
そして、寝つきが悪い人はカモミールやラベンダーを利用してみましょう。寝る前の入浴時に、ぬるめのお風呂に数滴たらしてみましょう。のんびりとお風呂につかり、深呼吸をして香りを楽しんでみてください。また、これらのオイルをティッシュペーパーにたらして寝室がほんのり香るようにすれば、心地よい香りが安眠をもたらしてくれるでしょう。
体調や気分がすぐれない時は、症状に応じてこれらのエッセンシャルオイルを利用してみてはいかがでしょうか。