5月も終わりが近づき紫外線が気になっている人も多いのではないでしょうか。
6月は一年の中で最も紫外線が強く、晴れた日は特に注意が必要となります。
紫外線をあびると人間の皮膚ではいろいろな物質が作られます。例えば、皮膚が黒くなるもとになる「メラニン」という色素がそのひとつです。メラニンができるのは、紫外線から皮膚を守る防御反応ですが一定量を超えると、しみやそばかすとなるのです。
また、「エラスターゼ」という物質も作られます。このエラスターゼは肌の弾力を保つ「エラスチン」を分解してしまうため大量に作られるとしわやたるみにつながります。
そして、酸素の一種である「活性酸素」も作られます。活性酸素には体内の細菌を殺す作用があり、健康のためになくてはならないものですが、紫外線によって大量に作られると、活性酸素はその酸化作用によって皮膚の細胞を傷つけ、老化を招きます。
このように、紫外線によって、皮膚はさまざまなダメージを受けるのです。
お天気豆知識(2025年05月27日(火))


私たちの皮膚は紫外線からさまざまなダメージを受けています。
中でも活性酸素は、その酸化作用によって皮膚の細胞を傷つけ、老化を招きます。しかし、活性酸素を抑える働きがある抗酸化物質を摂取することで紫外線に対する免疫力を高め、老化を防ぐことができるのです。
代表的な抗酸化物質にはビタミンC、E、そしてベータカロテンがあります。ビタミンCは芽キャベツ、キウイフルーツ、イチゴに代表されるフルーツや葉野菜に多く含まれています。
また、ビタミンEはひまわり油、ウナギ、アーモンドに代表される種からとった植物油やナッツ類に多く含まれています。
そして、ベータカロテンはモロヘイヤ、ホウレン草、小松菜などの緑黄色野菜に多く含まれます。ベータカロテンは油と一緒に食べることで吸収率が上がるため、野菜炒めなどにすると効果的です。
これらの食品を日ごろから進んでとることで、皮膚の免疫力が高まり、紫外線による皮膚の老化を防ぐことができるのです。肌の老化が気になる方はこのような食品をとるように心がけましょう。