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お天気豆知識(2025年04月13日(日))

スカイダイビング
スカイダイビング

スカイダイビングというスポーツをやってみたことはありますか。テレビや写真などで見たことはあっても、実際に経験した方は少ないのではないでしょうか。
スカイダイビングとは、航空機から飛び出してパラシュートを利用して地上に降りるスポーツです。特別な技術が必要な感じがしますが、「タンデムスカイダイビング」は適切な指導のもと、初心者でも体験可能です。
これは二人用のパラシュートを装備したインストラクターと一緒にダイビングするスカイダイビングの一種で、ライセンスを持っていなくても、年齢や健康条件を満たしていれば体験できます。
スカイダイビングは一般的に、上空約4000メートルから落下しますが、飛び降りた直後は重力によって一気に加速します。
その後、落下速度が時速約200キロに達すると、空気の抵抗と釣り合って一定のスピードとなり、無重力状態を感じることがあるといいます。
スカイダイビングの魅力は落下していくときのスリル感と地球の大気を全身で浴びる開放感が味わえることでしょう。

スカイダイビングと気温
スカイダイビングと気温

スカイダイビングは、上空4000メートル付近から地上に向けて、パラシュートで飛び降りるダイナミックなスポーツです。
4000メートルの高さから10分ほどかけて地上に降り、このとき、気温の変化を感じることができます。
気温はふつう100メートル高くなるごとに0.6度低くなります。つまりスカイダイビングは気温の低い上空から気温の高い地上への移動が体験できるのです。
たとえば、4000メートル付近の気温が6度の場合、パラシュートが開く1000メートル付近の気温は24度になります。この間はたった50秒のできごとで、一気に18度も上昇する空気を感じるのです。
そして、残り1000メートルを落下すると、地上の気温は約30度です。このように、スカイダイビングは空を飛ぶ爽快感やスリル感のほかにも、短時間で冬から夏になったような温度変化を感じられるスポーツといえるでしょう。

過去のお天気豆知識

竹の皮は2025年04月16日(水)
フジの名所(国の天然記念物)2025年04月15日(火)
旬の食材・ふき2025年04月14日(月)
スカイダイビング2025年04月13日(日)
陽炎(かげろう)2025年04月12日(土)
アサリ2025年04月11日(金)

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お天気豆知識

竹の皮は

竹の皮は

タケノコのおいしい季節がやってきました。タケノコはたくさんの皮に包まれており、その中から真っ白な身を取りだして煮物などにして春を味わいます。タケノコがおいしいのは土から顔を出したか出さないかくらいの時で、成長して大きくなってしまうと食べるのに適さなくなります。しかし成長した竹は、昔の人々にとって生活になくてはならないものでした。竹細工の家具や垣根、また器としても利用してきたのです。また、タケノコが成長するときにはがれ落ちるウロコのような竹の皮も重宝されてきました。竹の皮は、雨や日差しを除ける笠や草履などに加工され、江戸文化の錦絵などの版画を擦るときに使う「バレン」としても使われてきたのです。そして忘れてならないのは包装紙としての役目です。今ではほとんどありませんが、昭和30年代頃までは肉屋でお肉を包むときは竹の皮を使っていました。竹の皮の内側はすべすべしているので、お肉が皮についてしまうことはありません。また、乾燥しにくく変色もしにくいため、食べ物を包むのにとても適しているのです。このように竹の皮は、天然の包装紙として利用されてきたのです。

フジの名所(国の天然記念物)

フジの名所(国の天然記念物)

フジの花には、国の天然記念物に指定されているものが全国に7か所あります。岩手県一戸町(いちのへまち)にある「藤島のフジ」は、樹齢数百年以上と推定され、樹根の根周り4メートルの巨木です。現在樹の中央が朽ち果て、残った三か所の樹皮に枝が下に向かって伸び、地面に付いた枝から根が出て水分などを吸い上げ生き続けています。宮城県川崎町(かわさきまち)の「滝前不動のフジ」は、全体の根元の周囲は約4.5メートル、根元から幹が3つに分かれているのが特徴で、すぐそばを流れる渓流に小さな滝があることからこの名前がつきました。静岡県磐田市(いわたし)の「熊野(ゆや)の長フジ」は、花の房の長さが約1.5メートルもある長フジが特徴で、数十本もの花の房が風にゆれると心を和ませる香りが広がります。山梨県富士吉田市の「山ノ神のフジ」は、上暮地山神社(かみくれちやまじんじゃ)の境内にある老木のフジですが、長さ50センチにもなる紫色の花の房は見事です。福岡県八女市黒木町(くろぎまち)の「黒木のフジ」は、樹齢約600年を誇る老木で、黒っぽい樹の幹はまるで大蛇のように枝をくねらせ、最長の枝の長さは70メートルもあります。また、1.2メートルほどにもなる花の房も見事です。宮崎市の「宮崎神宮のオオシラフジ」は、宮崎神宮本殿の南東の境内の中にあるフジです。白くて大きな花をつけることからその名前が付けられ、白いフジとしては国内で最も大きい花を咲かせることで有名です。これらのフジは国にとって学術上価値の高いものであるため、天然記念物として指定されていますが、埼玉県春日部市(かすかべし)の「牛島のフジ」と呼ばれるフジは、国の天然記念物のなかでも、特に世界的、国家的に貴重であるため、文部科学大臣により特別天然記念物に指定されています。樹齢は1000年以上、花の房の長さは長いもので2.7メートルにもなり、その滝のような房の姿は見事です。

旬の食材・ふき

旬の食材・ふき

春に旬を迎える野菜に「ふき」があります。ふきは数少ない日本原産の野菜のひとつで、全国各地の野山に自生しています。ふきにはほろ苦い味と独特の香りを持ち、しゃきっとした歯ごたえもあることから、古くから日本人に好まれてきました。平安時代にはすでに栽培が始まっていたといわれ、現在では「愛知早生(あいちわせ)」という品種が栽培ものの主流となっています。ちなみに愛知早生には雌株しかなく、受粉して種で繁殖することができないため、株分けによって栽培されています。店頭に並ぶ栽培品種は、苦みが程よく抑えられているため食べやすく、繊維も少なくて柔らかいという特徴があります。一方で、春は野山に生えているふきも比較的やわらかくておいしい時期なので、山菜採りに出かけて取ってきたものを味わってみるのもおすすめです。その際、葉の柄の部分が赤みがかっているふきよりも緑色が濃いもののほうが苦みが弱いので、柄の色をよく見て選ぶとよいでしょう。スーパーなどで売られているアク抜きをせずに食べられるふきは、下ごしらえの手間が省けて便利ですが、野生のふきのアクを抜いて調理したものは、風味豊かで、春をいっそう感じられるのではないでしょうか。