ちょうどこの時期、海の幸メバルが旬の時期を迎えています。
メバルは「春告魚(はるつげうお)」とも呼ばれています。同じく春告魚と呼ばれる魚にニシンがありますが、どちらも春先から獲れることに由来しています。
メバルはオホーツク海を除いてほぼ全国的に分布していて、住む場所の環境によって体の色が変化します。
浅い海に住むメバルは黒っぽく、水深が深くなるにつれ赤みが強くなり、黒っぽいものをクロメバル、赤みがかったものをアカメバル、黄色がかったものはキンメバルと呼ばれています。
メバルという名は、目がぱっちりしていて張り出していることからつけられ、漢字ではずばり「目張」と書きます。味は美味で、煮付けなどにして広く食されます。
この春は釣り好きの方に限らず、みなさんもメバル釣りを始めてみるのも良いでしょう。
お天気豆知識(2025年02月23日(日))


メバルは早春から堤防や磯で釣ることができます。
釣り人の間では「メバルなぎ」という言葉があるくらいで、風の弱い日が釣り上げる絶好の機会とされています。
メバルを釣るには海から吹く風と陸から吹く風が入れ替わる「なぎ」の時間帯である朝夕が良いでしょう。
メバルは昼の間、岩場からその大きな目であたりを探っていて、夜になるとエサを探して動き回る習性があるため、夜間もメバル釣りには適した時間帯です。なお、潮に濁りが入っているときや曇りの日には日中でも狙うことができます。
メバルを釣るときのポイントは、波の穏やかな防波堤や消波ブロック、それに藻の多い岩場が良いでしょう。
春の移動性高気圧に覆われている時は風も弱く、波も穏やかです。このような日を選んでメバル釣りにチャレンジしてみてください。