人気のある海外旅行先の中に、いくつもの島々からなるハワイ諸島が有ります。
そのなかで一番東側にある最も大きな島がハワイ島です。これらの島々を地図で見てみると、ハワイ島から西北西に向かって一列に並んでいることがわかります。
これらの島々は北西にあるものほど古く、まだ確定はされてはいないものの、カウアイ島は今からおよそ500万年前、最も若いハワイ島は20万年から50万年前に誕生したと考えられています。
ハワイ諸島は西の島々から年代順に並んでいるのです。
お天気豆知識(2024年12月23日(月))
いくつもの島々からなるハワイ諸島は、太平洋プレートと呼ばれる岩盤の上にあります。
この岩盤は1年間に8センチ前後という、非常にゆっくりとしたスピードで西よりに移動しており、それに伴って、島も移動しています。
現在のハワイ島の下にはマグマだまりがあり、そこから時々吹き出すマグマが、冷え固まって島を形成します。島は誕生すると岩盤の動きとともに西北西へ移動していきます。しかし、マグマの吹き出し口は動かないため、その上には次の新しい島が形成されることになるのです。
こうして新しい島ができては、西北西に移動することを繰り返して、年代順に島の列が出来たのです。また、島は移動するに従いマグマの吹き出し口から離れるため、成長が止まります。
その後は波や風に浸食されて、次第に小さくなっていくのです。それゆえ、一番若いハワイ島が一番大きいというわけです。