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お天気豆知識(2024年12月08日(日))

低気圧の主なタイプ
低気圧の主なタイプ

天気予報は私たちの生活に馴染みの深いものですが、その解説では、「高気圧」や「低気圧」といった言葉がでてきます。
そのうち天気が崩れる原因になるのは、主に低気圧で、大きく分けて「南岸低気圧」、「日本海低気圧」、「二つ玉低気圧」の3タイプがあります。
南岸低気圧は、日本の南岸沖を急速に発達しながら東よりに進み、全国的に強い風雨をもたらすことが多いものです。冬から春先にこの低気圧が通過すると、太平洋側の各地でも大雪が降ることがあります。
一方、日本海低気圧はその名の通り、日本海で発生、発達するものを言います。二つ玉低気圧は、日本海と太平洋にある2つの低気圧が日本列島を挟むように進み、全国的に荒れた天気をもたらすものです。
天気予報を見る際、どんな種類の低気圧が登場しているか注目してみるのも面白いのではないでしょうか。

二つ玉低気圧の特徴
二つ玉低気圧の特徴

みなさんは、テレビや新聞の天気図で、2つの低気圧が日本列島を挟むように描かれているのを見たことはないでしょうか。
2つの低気圧が日本海と太平洋沿岸を同時に進むとき、全国的に風雨や風雪が強まって、荒れた天気になります。
これは二つ玉低気圧と呼ばれていて、冬から春にかけて比較的多く見られます。
この二つ玉低気圧の恐ろしいところは、スピードが速く、急速に発達して広い範囲に激しい風雨や風雪をもたらすことです。とくに、本州付近で低気圧の中心気圧が1000ヘクトパスカルより低くなるときは、注意が必要になってきます。
その後、2つの低気圧は日本の東海上で1つにまとまり、さらに発達していくのです。

過去のお天気豆知識

南風(はえ)2025年06月14日(土)
天気と紫外線2025年06月13日(金)
布団干しのこつ 12025年06月12日(木)
てるてるぼうず・12025年06月11日(水)
アンズ2025年06月10日(火)
暦の調整2025年06月09日(月)

各地の天気

お天気豆知識

南風(はえ)

南風(はえ)

夏になると日本列島は太平洋高気圧に覆われる日が続き、この高気圧のふちを流れる南風が吹きやすくなります。このような南風のことを「南風(はえ)」と呼ぶことがあります。南風(はえ)は西日本を中心に広い範囲でおだやかで船乗りに喜ばれる風として、特に漁師たちに使われてきた言葉です。また、真南から吹く風のことを「正南風(まはえ)」といい、南西の風を「南風西(はえにし)」ともいいます。南風(はえ)は地名にも残っていて沖縄県南風原町(はえばるちょう)、長崎県佐世保市には白南風町(しらはえちょう)や南風崎町(はえのさきちょう)といった所があります。また、フグで有名な下関には南風泊(はえどまり)漁港があり、南風(はえ)を避けるために停泊したことから名付けられたと伝えられています。

天気と紫外線

天気と紫外線

6月は日差しが強くなる時期です。それだけに高い位置から照りつける太陽をみると、紫外線対策にも力が入ってしまいますね。曇りや雨の日は太陽が雲に隠れてしまい日差しの強さを感じることはありませんが、紫外線は雲を通り抜けて私達に降り注いでいるのです。雨の日は、紫外線を意識しなくても、雨傘が日傘の役目を果たすだけでなく、屋外で何時間も活動することはあまりないので、まず影響はありません。しかし、曇りの日は紫外線を気にすることなく、屋外で長時間活動してしまいがちではないでしょうか。6月は晴れの日が少なく、曇りと雨の日が多い月です。本格的な夏を前に気温も上がっていて湿度も高いため、曇っていても暑く感じ、半袖で出歩くことが多くなります。しかも、紫外線の中でも肌のしわやたるみを引き起こすものは、ほとんどが雲を通過するため、降り注ぐ量は晴れの日とさほどかわりません。今の時期、曇りの日の紫外線対策がとても重要になっているのです。

布団干しのこつ 1

布団干しのこつ 1

布団を干すと、ふかふかになって気持ちがいいものですね。梅雨時期の晴れ間は大変貴重なので、より効果的に布団を干したいものです。布団は両面を干すようにし、敷き布団の場合は、はじめに体に接していない、裏面から干しましょう。人は寝ている時に一晩でコップ一杯の汗をかくといわれ、汗は水蒸気となって体の外に放出されます。体の外に出た汗は布団に吸収されますが、このとき水蒸気は体から遠い部分にたまります。そのため敷き布団の場合は、湿度の高い裏面から干すとよいのです。また、布団を干す時には黒い布をかけると効果的です。黒い布は熱を吸収するので、その熱でダニを退治することができるからです。ダニは湿度、気温ともに高い、梅雨時から夏にかけて最も繁殖します。布団の中のダニは、アトピー性皮膚炎やアレルギー性気管支ぜんそくの原因のひとつとも考えられるため、退治しておく必要があるのです。布団は体に密着して使用するものですから、特にこれからの時期は晴れる日を逃さず布団を干して清潔に保つようにしましょう。