11月22日は、二十四節気のひとつ「小雪(しょうせつ)」です。
立冬をすぎ、冷え込みが厳しく小雪がちらつき始めるころという意味です。
例年では、北日本のほか北陸の一部などで初雪が観測される時期に当たります。
このころから西高東低の冬型の気圧配置が次第に多くなり、寒さも一段と増していきます。
冬の寒さに備えて、冬服やマフラーや手袋などの小道具はいつでも使えるよう、準備しておきたいものです。
お天気豆知識(2024年11月21日(木))
この時期になると、北日本を中心に初雪の便りが続々と届くようになります。
早いところではすでにオープンしているスキー場もありますが、この時期はまだ思うように雪が降らないため、まとまった雪の降るのを待ちわびる声も多いようです。では、どんな条件になると雨が雪に変わるのでしょうか。
実はこの答えは、上空の大気の状態によって変わるため、はっきりと言うことはできません。
私たちが生活する地上付近での目安としては、気温が2度以下になるとほとんどの場合に雪になると言われています。一方、気温が6度以上では雪ではなく雨になるのがふつうです。
ただし、雪となる条件には気温だけではなく湿度も関係しています。例えば地上の気温が3度のとき、湿度が50パーセント以下では雪になりますが、湿度が約70パーセントを超えると雪と雨の中間のみぞれになり、さらに湿度が上がると完全に雨になります。
同じ気温でも湿度が低ければ雪になり、湿度が高く空気が湿った状態になるとみぞれや雨となって地上へ降ってくるのです。