@nifty天気予報
今日・明日の天気
MY天気
5/28:警報情報の提供終了のお知らせ

お天気豆知識(2024年11月19日(火))

ロードヒーティング・1
ロードヒーティング・1

北日本や北陸地方などでは雪の季節を迎え、これから雪が積もるようになってきます。雪や氷が路面を覆うようになると、スリップ事故が発生するおそれもでてくるため、雪国では道路の融雪に様々な努力をおこないます。
雪国の中でも比較的寒さの厳しくない地域では融雪剤を散布したりくみ上げた地下水を散水して雪や氷をとかしていますが、北海道などの特に寒さの厳しい地方ではロードヒーティングによる融雪を行っています。
ロードヒーティングというのは、道路の下に電熱線や温水パイプなどを埋設し、電気や温水によって路面の雪や氷をとかすものです。
坂道や急カーブ、交差点などのスリップ事故のおきやすい車道のほか、歩行者の転倒事故を防ぐために歩道でも利用されています。
また、除雪作業が困難な高齢者の家庭では玄関前に埋設して利用したり、いつも雪の無い状態を保ちたい店舗やアパート、マンションなどの駐車場などでも活躍しています。
寒さの厳しい地方にとって、ロードヒーティングは、冬を快適で安全に過ごすためになくてはならないものとなっています。

ロードヒーティング・2
ロードヒーティング・2

路面が雪に覆われた場合、除雪車を使っても道路の雪や氷を完全に取り除くことはできませんし、除雪車を利用すればそれだけ人手が必要になります。
しかし、ロードヒーティングを利用すれば、極端な低温や大雪のときでない限り、路面の雪や氷を完全にとかして安全な道路を確保することができます。
ロードヒーティングには大きな利点がある一方で、埋設などの工事費や維持費が高いという欠点もあります。そのため、費用を少しでも少なくおさえようと様々な工夫がなされています。
たとえば、気象状況に応じた効率的な運転をおこなったり、温水プールや地下鉄の駅舎などからの熱を再利用することでエネルギーの無駄使いを減らしています。
また、その土地ならではの工夫もあります。冬に地吹雪が起こりやすい道路では、強風を逆手に取りロードヒーティングのための電力を風力発電によって確保しています。
温泉地の中には、歩道の下に温泉水を流してロードヒーティングを行い、維持費を電熱線方式の50分の1にまでおさえているところもあります。
冬道の安全を確保するためにも、ロードヒーティングなどの対策をいっそう充実させてほしいものですね。

過去のお天気豆知識

てんびん座2026年06月01日(月)
気象記念日2026年05月31日(日)
虫食い2026年05月30日(土)
北日本の冷夏2026年05月29日(金)
靴の中の気候2026年05月28日(木)
卯の花くたし2026年05月27日(水)

各地の天気

お天気豆知識

てんびん座

てんびん座

6月は晴天があまり期待できない月ですが、それだけによく晴れた夜はうっとうしい天気から解放されたすがすがしさから夜空を見上げることもあるのではないでしょうか。その星空の中に、星占いにも登場する「てんびん座」があります。星占いに出てくる12星座を思い浮かべると、神様や人、動物が多くある中で、たったひとつ「てんびん座」だけ道具が星座になっています。そういった意味では12星座の中でも珍しい星座です。このてんびんを使っていたのは、「おとめ座」になったといわれている正義の女神「アストレイア」です。アストレイアは人の魂をこのてんびんにのせて善悪をはかった、と言われています。てんびん座の星の一つ「ズベンエルゲヌビ」は「南のツメ」という意味で、およそてんびんとは関係なさそうな名前です。実ははるか昔、てんびん座は隣にある「さそり座」の一部でした。ちょうどサソリがハサミを振りかざした所に位置していたのです。そして、その隣の星の「ズベンエルシャマリ」は「北のツメ」です。あまり目立つ星のないてんびん座は、さそり座とおとめ座の間のさそり座寄りを見るようにすると見つけやすいでしょう。

気象記念日

気象記念日

6月1日は気象記念日です。これは、1875年(明治8年)6月1日、現在の東京都港区で気象庁の前身である東京気象台が発足し、気象観測と地震観測が始まったことを記念した日です。当時の観測はイギリス人のジョイネル氏がたったひとりで担当していました。彼は1日3回の気象観測に加えて、地震があれば自ら地震計まで飛んでいってその揺れも観測していたそうです。ジョイネル氏は、気象観測の必要性を訴えて、当時の工部省(欧米技術の輸入などを目的に設置された機関)に気象台の設置を決定させた立役者でもありました。その後、彼の技術は数人の日本人伝習生に受け継がれ、日本各地に測候所が誕生していくのです。気象の歴史における6月1日は特別な出来事が重なった日で、東京気象台の観測開始からちょうど9年後の1884年(明治17年)の6月1日には、日本で初めてとなる天気予報が行われました。ちなみに、このときの予報をしたのも日本人ではなく、ドイツ人のクニッピングという技術者でした。日本初の予報は、「全国一般風ノ向キハ定リナシ天気ハ変リ易シ但シ雨天勝チ」というもので、現在の予報と比べるとずいぶん簡潔なものでした。この日本最初の天気予報は東京の交番に掲示され、一般市民に伝えられたのです。

虫食い

虫食い

6月1日は「衣替え」の日です。蒸し暑くなり始めるこの時期、そろそろ厚手や長袖の衣類を一気にタンスの中にしまって、夏物に切り替えている方は多いのではないでしょうか。その際、衣類に小さな穴があいてしまう「虫食い」には注意しておきたいものです。この小さな穴をあける犯人は「カツオブシムシ」の幼虫や「イガ」や「コイガ」などガの幼虫です。「カツオブシムシ」は、カブトムシなどと同じ甲虫(こうちゅう)の一種です。成虫になるとチューリップやマーガレットなどの花のみつを吸います。また「イガ」や「コイガ」も衣類を食べるのは幼虫の時期だけです。これらのガの幼虫は、衣類を食べるだけでなくその繊維で巣まで作り、食べた繊維と同じ色の保護色で身を守るため巣も一見したくらいではわかりません。このような衣類に害を及ぼす幼虫は、主にたんぱく質を栄養にして生きているため、それを含んだ繊維を食べます。幼虫は暗い所が好きなのでタンスや押し入れなどに居つき、冬を越して気温が15度以上になるころ、活動が活発になります。ちょうど春から秋にかけて、セーターなどの冬物を収納している期間は、衣類の虫食いの被害にあいやすい時期といえるでしょう。