11月も半ばになり、日に日に寒さが増して来ています。
西高東低の冬型の気圧配置になると、全国的に強い北よりの風が吹き、日本海側を中心に雪が降りますが、冬型が緩んで高気圧に覆われるようになると、小春日和の穏やかな天気になります。
そんな時は、外にでてゆっくりと日向ぼっこをするのもよいものです。
冬の日光を浴びてあたたまる「日向ぼっこ」は冬の季語になっています。また、この「日向ぼっこ」と同じ意味で「日向ぼこり」や「日向ぼこ」と表現されることもあります。
冬の寒い日に「日向ぼっこ」すると日差しのあたたかさとありがたみを感じるものです。「日向ぼっこ」は、日本の季節的な感覚をよく表現した言葉ではないでしょうか。
お天気豆知識(2024年11月14日(木))
「日向」という漢字を使った地名は、北は北海道から南は九州まで、全国各地に広がっています。
「ひなた」や「ひゅうが」と読む所が多く、とくに宮崎県日向市(ひゅうがし)は市の名前になっていますが、これはその昔、宮崎県が「日向(ひゅうが)」と呼ばれていた名残です。
変わった所では福井県美浜町(みはまちょう)には「ひるが」と読む地域、宮城県栗原市(くりはらし)では「ひむかい」と読む地域もあります。
「日向」のつく地名は、中部地方や東北地方などの山あいの町や、東側が海に面した海岸地域に多くみられることがわかります。
これらの地名にはそれぞれの由来があるため一概には言えませんが、日照に恵まれた地域であるために名付けられた所が多いようです。
備考「日向」地名は郵便番号検索にある地名から選出した。