@nifty天気予報
今日・明日の天気
MY天気

お天気豆知識(2024年11月14日(木))

日向(ひなた)ぼっこ
日向(ひなた)ぼっこ

11月も半ばになり、日に日に寒さが増して来ています。
西高東低の冬型の気圧配置になると、全国的に強い北よりの風が吹き、日本海側を中心に雪が降りますが、冬型が緩んで高気圧に覆われるようになると、小春日和の穏やかな天気になります。
そんな時は、外にでてゆっくりと日向ぼっこをするのもよいものです。
冬の日光を浴びてあたたまる「日向ぼっこ」は冬の季語になっています。また、この「日向ぼっこ」と同じ意味で「日向ぼこり」や「日向ぼこ」と表現されることもあります。
冬の寒い日に「日向ぼっこ」すると日差しのあたたかさとありがたみを感じるものです。「日向ぼっこ」は、日本の季節的な感覚をよく表現した言葉ではないでしょうか。

「日向」のつく地名
「日向」のつく地名

「日向」という漢字を使った地名は、北は北海道から南は九州まで、全国各地に広がっています。
「ひなた」や「ひゅうが」と読む所が多く、とくに宮崎県日向市(ひゅうがし)は市の名前になっていますが、これはその昔、宮崎県が「日向(ひゅうが)」と呼ばれていた名残です。
変わった所では福井県美浜町(みはまちょう)には「ひるが」と読む地域、宮城県栗原市(くりはらし)では「ひむかい」と読む地域もあります。
「日向」のつく地名は、中部地方や東北地方などの山あいの町や、東側が海に面した海岸地域に多くみられることがわかります。
これらの地名にはそれぞれの由来があるため一概には言えませんが、日照に恵まれた地域であるために名付けられた所が多いようです。
備考「日向」地名は郵便番号検索にある地名から選出した。

過去のお天気豆知識

海鳴り2025年09月07日(日)
白露(はくろ)2025年09月06日(土)
落花生2025年09月05日(金)
雲海2025年09月04日(木)
プレート2025年09月03日(水)
サンゴの白化現象2025年09月02日(火)

各地の天気

お天気豆知識

海鳴り

海鳴り

9月は台風シーズンですね。台風接近時には「海鳴り(うみなり)」が聞こえることがあります。海鳴りとは、うねりが海岸で崩れるときに空気を巻き込むために発生する音のことで、海岸から離れた内陸でも、ゴーゴーと遠くで雷が鳴っているように聞こえます。うねりは台風によることが多いので、海鳴りはしばしば台風接近の前兆になります。うねりが海岸線に直角に押し寄せると、海鳴りの音源が線状に並ぶため、音は遠くまで届くようになります。そのため土佐湾や遠州灘(なだ)、鹿島灘など直線上に長い海岸で発生した海鳴りは、遠くまで伝わることが多くなります。波打ち際から防風林などを抜けて内陸に入る途中で、高い音は吸収されてしまうため、最終的には海鳴りは遠くで鳴っている雷のような低い音で聞こえるのです。風上からの音は比較的よく聞こえるのですが、風下からの音は離れていると聞こえにくいという性質が音にはあります。また、よく晴れた夜間は昼間に比べて音が遠くまで伝わりやすいとも言われます。そのため、台風が迫っているときでも、風や天気、時間帯などによって、海鳴りが聞こえるときと聞こえないときがあるのです。台風接近時に海鳴りが聞こえないからといって、安心しないよう注意してください。

白露(はくろ)

白露(はくろ)

9月7日は二十四節気の一つ、白露(はくろ)です。白露は、野の草に露が宿って白く見えるころ、という意味で、このころからはっきりと秋を感じられるようになります。秋は露の多い季節であるため、白露は秋の深まりを露で表現しようと名付けられたものでしょう。露は、晴れて風の弱い明け方によく現れ、草花だけでなく、車のフロントガラスなど様々なものに露の玉の輝く様子を見ることができます。露が「月の雫(しずく)」とも呼ばれるのは、夜間に晴れていて月が見えた時によく現れるからでしょう。また、露は、日が差すと短い時間で蒸発して消えてしまうため、物事の短くはかないさまを例えるのにも用いられることがあり、露の命、露の間(つゆのま)、露の身、露の世などという言葉があります。

落花生

落花生

秋は実りの季節です。落花生の収穫は9月中旬から10月中旬ごろに行われ、自然乾燥の後毎年11月に市場に出回るようになります。落花生の原産地はアンデス地方と言われています。日本へ伝えられた経緯は定かではありませんが、明治時代に政府が栽培を奨励したことから各地で栽培されるようになりました。さらに、落花生に含まれる脂肪は、コレステロールを抑制する働きを持つオレイン酸が多く、生活習慣病の予防にもつながります。このほかにもビタミンB1、B2、Eなども含まれ、落花生は健康的な食べ物なのです。また、落花生の栽培には、小石が少なく水はけのよい火山灰地が適していると言われます。落花生の生産量日本一の千葉県は関東ローム層の火山灰地がひろがり、全国の約7割以上もの生産量を誇ります。これからの時期、栄養たっぷりの落花生が出回るのが楽しみですね。