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警報・注意報(宮城県)[09月06日(土)21時39分発表]

各地の天気

お天気豆知識

白露(はくろ)

白露(はくろ)

9月7日は二十四節気の一つ、白露(はくろ)です。白露は、野の草に露が宿って白く見えるころ、という意味で、このころからはっきりと秋を感じられるようになります。秋は露の多い季節であるため、白露は秋の深まりを露で表現しようと名付けられたものでしょう。露は、晴れて風の弱い明け方によく現れ、草花だけでなく、車のフロントガラスなど様々なものに露の玉の輝く様子を見ることができます。露が「月の雫(しずく)」とも呼ばれるのは、夜間に晴れていて月が見えた時によく現れるからでしょう。また、露は、日が差すと短い時間で蒸発して消えてしまうため、物事の短くはかないさまを例えるのにも用いられることがあり、露の命、露の間(つゆのま)、露の身、露の世などという言葉があります。

落花生

落花生

秋は実りの季節です。落花生の収穫は9月中旬から10月中旬ごろに行われ、自然乾燥の後毎年11月に市場に出回るようになります。落花生の原産地はアンデス地方と言われています。日本へ伝えられた経緯は定かではありませんが、明治時代に政府が栽培を奨励したことから各地で栽培されるようになりました。さらに、落花生に含まれる脂肪は、コレステロールを抑制する働きを持つオレイン酸が多く、生活習慣病の予防にもつながります。このほかにもビタミンB1、B2、Eなども含まれ、落花生は健康的な食べ物なのです。また、落花生の栽培には、小石が少なく水はけのよい火山灰地が適していると言われます。落花生の生産量日本一の千葉県は関東ローム層の火山灰地がひろがり、全国の約7割以上もの生産量を誇ります。これからの時期、栄養たっぷりの落花生が出回るのが楽しみですね。

雲海

雲海

9月に入り、朝晩の涼しさや虫の声から秋の訪れを感じるようになりました。雲も夏に見られた入道雲から、いわし雲、うろこ雲といった秋らしい雲に少しずつ変わってきていることに気付きます。このように、私たちはいつも地上から空に浮かぶ雲を見上げていますが、高い山や飛行機からは普段とは違った雲の表情を楽しむことができます。眼下に果てしなく広がる雲はまるで海原のように見え、雲から顔を出した山の頂は海に浮かぶ島のようにも見えます。この素晴らしい雲の景色は雲海とよばれます。雲海をつくる雲は、主に地面付近から2000メートル程度の高さに現れる「うねぐも」や「くもりぐも」とよばれている層積雲です。2000メートル以上の山に登れば、雲海にであえる可能性は高くなります。高い山の上でなくても雲海を見ることができる場所があります。それは盆地を見下ろすような山です。盆地は比較的低い雲や霧が発生しやすいため、盆地を囲む山々からは雲海を目にする機会が多いのです。