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お天気豆知識(2024年11月07日(木))

入浴の効果
入浴の効果

寒い季節は、お風呂のあたたかさが何より心地よく感じます。
湯ぶねにゆったりとつかって体をあたためると、血管が広がって血液の循環がよくなり、新陳代謝を高める効果が期待できますが、入浴にはそのほかにもさまざまな効果があります。
水中では水面からの深さに応じて体に水圧がかかります。そのため筋肉や関節がほぐされてマッサージのような効果を生んだり、血液が心臓に戻ることを助けてうっ血を解消してくれます。
さらに、湯に深くつかれば水の浮力によって、人間の体は10分の1程度の軽さになり、手足や関節にかかる負担が少なくなります。重力から解放されることで体の疲労や緊張を解きほぐし、心もリラックスさせてくれるのです。
お風呂はゆっくりつかるだけで、心と体をいやして活力を与えてくれるものなのですね。

入浴剤の保温効果
入浴剤の保温効果

入浴にはさまざまな効果がありますが、これらの効果を高めてくれるものに入浴剤があります。
入浴剤の中でも炭酸ガスを発生させるものを使えば、お湯に溶けた炭酸ガスが皮膚から吸収されて血管が広がり、血行がよくなります。血液がお湯のあたたかみを体の内部までさかんに運んでくれるため、体が芯(しん)からあたたまります。
また、これから寒くなってくると入浴後の湯冷めに注意が必要です。入浴によるせっかくの効果をできるだけ維持するためにも、これからは保温効果のある無機塩類系の入浴剤が重宝することでしょう。
無機塩類系の入浴剤を使うと、硫酸ナトリウムなどの塩類が皮膚の表面でタンパク質と結合して膜をつくります。この膜が体から熱が逃げるのを防いでくれるので保温効果が高まるのです。
そのほかにも、炭酸水素ナトリウムを含んだ入浴剤には石けんと同じような洗浄能力があり、入浴の大きな目的のひとつである体の汚れを落とすことについても効果的といえます。よりよいバスタイムにするためにも入浴剤を利用してみてはいかがでしょうか。

過去のお天気豆知識

雪目(ゆきめ)2025年03月07日(金)
消火器・日ごろの備え2025年03月06日(木)
花粉の観測・集める2025年03月05日(水)
啓蟄(けいちつ)2025年03月04日(火)
雪崩の発生しやすい条件2025年03月03日(月)
3月の天候の特徴2025年03月02日(日)

各地の天気

お天気豆知識

雪目(ゆきめ)

雪目(ゆきめ)

3月に入り、春スキーのシーズンとなりました。北日本や東日本の標高の高いゲレンデを中心に、まだまだ多くの所でスキーを楽しむことができます。しかし、日ざしが強まるこれからの時期、雪山では注意しなくてはならない病気があります。これは「雪目(ゆきめ)」とよばれるもので、強い紫外線によって起こる目の炎症です。日中、ゲレンデで目を守るゴーグルなどを身につけずに滑ると、春の強い紫外線によって目がダメージを受け、夜になって激しい痛みやゴロゴロ感、涙がでるなどの症状がでることがあります。これが雪目の症状で、炎症はしばらく続くため、病院にいって処置をしてもらう必要があります。雪目にならないようにするには、日中、紫外線をカットするゴーグルやサングラスを身につけることが最も簡単な方法です。紫外線はサングラスの横からも侵入してくるので、サイドもカバーしたスポーツタイプのものならばさらに安心です。曇りの日でも紫外線は意外と強いので、春の雪山では油断をしないようにしましょう。

消火器・日ごろの備え

消火器・日ごろの備え

火災が発生してしまったときに活躍するのが消火器です。「備えあれば憂いなし」といわれるように万が一の時に備えて、次のことを確認しておきましょう。まずは、保管場所の確認です。マンションや職場、あるいは電車など日常生活の中でどこに消火器があるかを把握しておくようにしましょう。そして、使用期限の確認も大切です。消火器には使用期限があって、火災が発生したときに最大の効果を発揮させるためには決められた使用期限を守る必要があります。使用期限については消火器のラベルにも明記されていますので、しっかりと確認しておいてください。なお、使用期限が記載されていなくても製造年月日から何年という具合に使用できる期間が記載されていますので、定期的に確認するように心がけてください。3月1日から7日までは春の全国火災予防運動が実施されています。各地域で行われている防災訓練に積極的に参加して、消火器の正しい使い方を身につけておきましょう。

花粉の観測・集める

花粉の観測・集める

次第に暖かさを増し、春らしい日も多くなってきましたが、この時期はスギ花粉症の方にとってつらいときでもあります。テレビの天気予報などで伝えられる花粉予測に注目している方も多いことでしょう。医療機関や研究機関などの中には、このような花粉の飛散量の予測に役立てたり、花粉症の予防や対策を行う上での目安にしてもらうために、実際に花粉がどのくらい飛んでいるのかを調べているところもあります。花粉を集めるにはいくつかの種類がありますが、その中の「ダーラム没とよばれるものはスライドガラスを屋外に24時間置いて、その上に自然に落下する花粉を採集するというものです。その際、ガラスの上に落下した花粉が再び飛んでいかないようスライドガラスにはワセリンを塗り、花粉が付着しやすいようにしています。また、集めた花粉が雨水によって流されたり、スライドガラスの上に雪が積もって観測の妨げとならないように、スライドガラスを設置する専用の台には雨よけがつけられています。