春といえば、桜の花やお花見を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。名所旧跡などの美しい花を見ていて、自分の家に持って帰りたくなったことはありませんか。
そんな方は桜を育ててみてはいかがでしょう。広い庭がなくても手軽に育てられる方法に「盆栽」があります。
盆栽で楽しめるさくらの品種には、花が下向きに咲くことが特徴のフジザクラや、4月と10月の年に2回花が咲くジュウガツザクラ、濃いピンク色の花を咲かせるヒカンザクラなどがあります。
盆栽は部屋で楽しむことができるので、自分だけの花見が手軽にできるという利点があります。そして、さくらを観賞する楽しみだけでなく、育てる楽しみも味わうことができるのです。
お天気豆知識(2025年03月31日(月))


家庭でさくらを楽しめる盆栽はたいへん魅力的ですが、実際にきれいな花を咲かせるには、日ごろの手入れが必要になります。
さくらの管理には、水をこまめに与えることがポイントです。鉢の中の土が乾いて白っぽくなったら水を与えましょう。
また、枯れ枝や病気になった枝はできるだけ枝の分かれ目で切り取るようにしましょう。このとき、切り口からはさくらを腐敗させる細菌が入りやすくなるので、せん定後は、必ず殺菌効果のある保護剤を塗るようにしましょう。さらに、屋外に出して日光に十分当てることも必要です。
さくらの盆栽は、各地の盆栽店や植木市などで手に入ります。今から購入して育てておけば、来年の桜の季節がもっと楽しいものになるかもしれません。