スポーツの秋です。ゴルフを楽しむ方も多いでしょう。
一見ただの小さな円球に思えるゴルフボールですが、その中には最先端のテクノロジーがつまっています。
表面にあるへこみはディンプルといって、単なる飾りではありません。ディンプルには空気抵抗を減らして、揚力を増やす効果があり、ボールが遠くまで飛ぶための翼の役割をします。
また、ゴルフボールは大きく分けて、糸巻きボールとソリッドボールがありますが、現在はソリッドボールが市場のほとんどを占めています。
ソリッドボールは反発力の強い合成ゴムでできていて、インパクト時のエネルギーを飛距離につなげる仕組みになっています。
少しでも飛距離がのびるよう、小さなボールにいろいろな工夫があるのですね。
お天気豆知識(2024年10月24日(木))
ゴルフでは、ボールをなるべく遠くに飛ばすことが大切です。
飛距離をのばすための重要な要素は、初速、打ち出し角、スピンです。
これらの要素にはゴルフゼのテクニックに関わるものも多いのですが、初速はボールの反発力に依存するため、気象条件にも左右されます。
ゴルフボールは温度が低くなると反発力が低下し、初速が落ちて飛びにくくなります。
低温になればなるほど飛ばなくなるため、夏に気持ちよく飛んでいたものが、冬になって少なからず飛距離が落ちるという経験をした方も多いかもしれません。
ドライバーショットのような強い衝撃を繰り返し与えて、ボールをあたためながら使うといった工夫もありますが、それぞれの季節にあわせた距離感をもってプレーすることが、ひとつのポイントになりそうです。