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お天気豆知識(2024年10月10日(木))

りんごの収穫カレンダー
りんごの収穫カレンダー

りんごが収穫の季節を迎えています。
代表的な品種のひとつである「つがる」は9月中旬ごろから収穫され、9月のうちからスーパーなどの店頭に並びはじめます。
10月中旬からは上品な酸味が人気の「ジョナゴールド」下旬になると、赤いものは贈り物にもされる「陸奥(むつ)」が収穫の時期を迎え、家庭の食卓を飾ることになります。
そして冬の足音が聞こえてくる11月の上旬に、「ふじ」の収穫が始まります。
日本一のりんごの産地である青森では、「ふじ」が生産量の半分を占め日本を代表するりんごと言えるでしょう。
新鮮なりんごを季節に合わせて食べてみてはいかがでしょうか。

りんごの交配
りんごの交配

りんごは世界におよそ1万5000もの種類があり、日本だけでも2000種類もあるといわれています。
現在私たちが食べているりんごは、だいたい数十種類程度ですが、これらはさまざまな品種の交配によって生まれ、りんごの中から選び出された最も優れた品種なのです。
明治4年にアメリカから渡ってきて昔の主力品種であった「国光(こっこう)」は、「デリシャス」という品種と交配して「ふじ」が誕生しました。「ふじ」は「国光」にかわる新たな主力品種となっています。
また「ゴールデンデリシャス」と「印度」の交配からは「陸奥」が生まれました。さらに「ふじ」と「陸奥」を交配させることで、甘味と酸味のバランスがとれたおいしい「北斗」がつくられ、1983(昭和58)年に新品種として登録されています。
これからも新しい品種が作られ、選りすぐりのおいしい品種へと、世代交代していくことでしょう。

過去のお天気豆知識

花火の歴史2025年07月10日(木)
納豆2025年07月09日(水)
不快指数2025年07月08日(火)
七夕2025年07月07日(月)
小暑2025年07月06日(日)
月下美人2025年07月05日(土)

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お天気豆知識

花火の歴史

花火の歴史

今年も夏の花火シーズンがやってきました。夏の風物詩として、今ではすっかり定着していますが、日本で花火が見られるようになったのは江戸時代からです。花火の主な原料となる火薬は、紀元前3世紀に中国で発明されました。日本では火薬は戦国時代に鉄砲に使われるようになります。江戸時代になると、火薬が花火などの武器以外にも使われるようになったのです。線香花火やネズミ花火といった小型の花火からはじまり、江戸時代後期になると、大型の打ち上げ花火が登場するようになりました。花火は江戸で栄え、庶民の間でも親しまれるようになり、今も続く隅田川の花火大会(当時は両国の川開き)も、1733年(享保18年)から始まりました。その後、花火はさらに改良され、明るく色鮮やかな花火になりました。現代の日本の花火は、夜空に広がると同時に色が変わること、二重三重の円を描くことなどの特徴を持ち、その技術は世界一精巧であると言われるほどになったのです。

納豆

納豆

7月10日は語呂合わせでナットウ、納豆の日です。食欲の無くなる夏場は、しっかりと栄養のあるものを食べたいものです。日本生まれの栄養満点の食べ物といえば、やはり納豆をはずすことはできないでしょう。納豆は煮豆と納豆菌の出会いによって生まれた食品です。納豆を作るのに欠かせない納豆菌は、枯れ草、稲ワラ、そして空気中と、私たちの回りの至る所に存在しています。その中でも納豆菌は暖かく湿ったところを好むため、保温保湿性に優れたワラの中は格好の住みかとなります。そのため、煮豆をワラで包むと納豆菌によって煮豆が発酵して納豆ができあがるのです。縄文時代からあったという説もあるほど、昔から親しまれてきた納豆の特徴といえば、やはりネバネバとした糸でしょう。ネバネバの正体は、アミノ酸の一種であるグルタミン酸と、「フラクタン」という糖質がからみ合ったものです。納豆をよくかき混ぜると、ネバネバとした糸がたくさんでき、味がまろやかになりますね。これはよくかき混ぜることで「グルタミン酸」が増え、うまみが増すのです。またこのネバネバした糸はミネラルと結び付きやすい性質があり、骨の土台となるカルシウムの吸収を高める効果があります。他にも納豆には様々な効果があり、健康食品として見直されています。また、納豆菌には抗菌作用もあると言われており、夏場は生ものと一緒に食べると効果的です。納豆は安価で栄養豊富な食品です。薬味をいれたり、そのまま食べたり、自分の好みの食べ方を探してみてはいかがでしょう。

不快指数

不快指数

蒸し暑い日々が続き、冷房から離れられないという方も多いことでしょう。この蒸し暑さを表現するのに役立つのが不快指数です。不快指数というのは気温と湿度から割り出された蒸し暑さの指標です。この不快指数の数値は、気温が高いほど、また湿度が高いほど大きな値になります。不快指数は1959年にアメリカの気象台が採用したのがはじまりで、その後日本へと伝わりました。不快指数が70を超すと不快に感じる人が出はじめ、75で半数以上、80以上でほとんどの人が不快に感じると言われています。しかしこれはアメリカ人にとっての指標なので、日本人の場合は少し異なります。日本人は75から不快に感じる人(9パーセント)が出はじめ、77になると大半の人(65パーセント)、85になると大部分の人(93パーセント)が、蒸し暑くて不快に感じると言われています。ところで、高温多湿だとなぜ不快に感じるのでしょう。人は暑いとき汗をかきます。そして汗は蒸発するときに身体から熱を奪います。つまり、人は汗をかくことで体温を調節しているのです。しかし、湿度が高いと汗が蒸発しにくいため、体温の調節がうまくいかず不快に感じるのです。また汗が蒸発しにくいと、気温の割に暑く感じるというだけでなく、汗で肌がべとつくことや、においなども不快に感じる要素になります。これからもまだまだ蒸し暑い日々が続きます。できる限り快適に過ごす工夫をしてのりきりたいものですね。