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お天気豆知識(2026年10月03日(土))

移動性高気圧と天気
移動性高気圧と天気

秋は、日本列島の上空を移動性の高気圧がよく通過する季節です。冬はシベリア高気圧、夏は太平洋高気圧が日本列島の天気を支配しますが、春と秋はこの移動性高気圧が天気図の主役といってもいいでしょう。
大陸生まれの移動性高気圧は比較的乾燥しています。空気中に水分をあまり含んでいないため、移動性高気圧に覆われるとすっきりと晴れるのです。
ただ、移動性高気圧のすぐ後ろには低気圧が控えています。その影響で、高気圧の中心が通り過ぎるころには、澄んだ青空に薄雲が広がってきます。
低気圧が近づくにつれて雲は厚みを増し、天気は下り坂となります。
移動性高気圧に覆われていても、すっきり晴れるのは高気圧の東側半分くらいなのです。天気予報の天気図を見て、自分のいる場所が移動性高気圧の東側か、西側か位置を確認して空を眺めてみるのも面白いかもしれませんね。

移動性高気圧と気温
移動性高気圧と気温

移動性高気圧は、その東側と西側で天気の傾向が違ってきますが、それだけではなく気温の傾向も違います。
高気圧から吹き出す風の向きは時計の針が進む方向と同じですが、この風の向きが気温に影響しているのです。
高気圧の東側では北寄りの風が吹いているのでやや冷たく気温も低めです。このため、秋晴れの澄んだ日はなんとなく空気がひんやりと感じることが多いのです。
一方、西側は南寄りの風が吹いているので、南の暖かい空気が流れ込み気温が上がるのです。
また、秋なのに暖かさを感じた日のあとは、天気が崩れやすくなります。これは、高気圧の東と西で風の流れが違うことが関係しているのです。

過去のお天気豆知識

芭蕉忌(ばしょうき) (2026年10月11日(日))
りんごの収穫カレンダー (2026年10月10日(土))
ふもとは秋でも山は冬 (2026年10月09日(金))
スズメバチ (2026年10月08日(木))
寒露(かんろ) (2026年10月07日(水))
秋の香り (2026年10月06日(火))

各地の天気

お天気豆知識

芭蕉忌(ばしょうき)

芭蕉忌(ばしょうき)

10月12日は松尾芭蕉(まつおばしょう)の命日「芭蕉忌(ばしょうき)」です。「奥の細道」で有名な松尾芭蕉は、1694年の10月12日、51歳にして大阪で亡くなりました。芭蕉は、日本の各地を歩き、風光明媚(ふうこうめいび)な景色を、感情の動きや季節に合わせて詠んだ俳人です。それまでのものとは違った独自の俳諧、蕉風(しょうふう)を確立し、死後300年以上経った現在でも多くの人に親しまれる句をたくさん残しました。芭蕉を慕う俳人たちにより、今でも毎年旧暦の10月にあたる11月12日には俳聖、松尾芭蕉を偲んで、京都市東山区にある芭蕉堂で、法要や句会が行われています。芭蕉は全国の行く先々で、素晴らしい名句を残しましたが、生前最後の句となったのは、やはり旅先での句で、「旅に病んで夢は枯野をかけ廻(めぐ)る」でした。また、芭蕉は、毎年のように時雨(しぐれ)を俳句に詠み続けたため、「時雨の詩人」と呼ばれていて、その命日は「時雨忌(しぐれき)」とも呼ばれます。折しも芭蕉忌のころは、冬型の気圧配置が現れ始めるころでもあり、時雨の降る季節だったのです。備考芭蕉の享年(51歳)は数え年です。

りんごの収穫カレンダー

りんごの収穫カレンダー

りんごが収穫の季節を迎えています。代表的な品種のひとつである「つがる」は9月中旬ごろから収穫され、9月のうちからスーパーなどの店頭に並び始めます。10月中旬からは、上品な酸味が人気の「ジョナゴールド」、下旬になると、赤いものは贈り物にもされる「陸奥(むつ)」が収穫の時期を迎え、家庭の食卓を飾ることになります。そして、冬の足音が聞こえてくる11月の上旬に「ふじ」の収穫が始まります。日本一のりんごの産地である青森では、「ふじ」が生産量の半分を占め、日本を代表するりんごといえるでしょう。旬のりんごを、収穫時期に合わせて食べ比べてみてはいかがでしょうか。

ふもとは秋でも山は冬

ふもとは秋でも山は冬

秋はさわやかな日が多く、行楽にも快適な季節です。10月になると、標高の高い所から次第に紅葉が見頃となり、紅葉狩りや山菜採りに出かける方が多くなります。この時期は、本格的な登山ではなくても、山へ行く服装は十分に注意して選ばなくてはなりません。標高が100メートル高くなると、気温はおよそ0.6度下がります。ふもとの気温が20度の場合、1000メートル登れば14度ということになります。雨が降ったり風に当たればさらに体感温度は低くなります。3000メートル級の山では、いつ雪が降ってもおかしくない時期です。ふもとはさわやかな秋でも山はもう冬支度を始めています。これからのお出かけは目的地に合わせて、防寒着を用意するようにしましょう。