冬の星空は一年の中でもっともにぎやかです。空気が澄んでいることも理由のひとつですが、冬の空に広がる星に明るいものが多いためでもあります。
冬の星座の中で一番探しやすいのはやはり「オリオン座」でしょう。オリオン座は2つの一等星を持っており、左上にある赤い星は「ベテルギウス」、そして右下に見える白い星は「リゲル」です。
また、オリオン座の左下に目をやると、リゲルよりも明るく青白く輝く星があります。これはおおいぬ座の「シリウス」で、全天の中でもっとも明るい恒星です。さらに、シリウスから左上に視線を移すと、こいぬ座の一等星「プロキオン」があります。
オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンを結ぶと大きな三角形ができあがります。これは「冬の大三角」と呼ばれ、親しまれています。
冬の大三角は、人口の多い明るい街中でも比較的探しやすいものです。あまり星に興味のない方でも、夜空を見上げてみてはいかがでしょうか。
お天気豆知識(2026年01月08日(木))


冬の代表的な星座「オリオン座」を観察すると、そこには今まさに星が誕生している現場を見ることができます。
オリオン座の一等星、赤いベテルギウスと白いリゲルの真ん中に星が3つ一列に並んでいる「三つ星」を見つけることができます。さらに、その「三つ星」のすぐ下には、「小三つ星」と呼ばれる縦に3つ並んだ星があります。この「小三つ星」は「三つ星」よりは少し暗めですが、場所によっては肉眼で見つけることができます。
星の誕生している場所はこの「小三つ星」の真ん中付近にあり、それは「オリオン大星雲(M42)」と呼ばれるものです。望遠鏡を使えばそのぼんやりとした姿を見ることができ、視力のいい人なら肉眼でも確認できるでしょう。
オリオン大星雲は地球から1500光年ほど離れた所にあり、その中には生まれたばかりの「トラペジウム」という4重星があります。「トラペジウム」の年齢は、およそ100万年から200万年と考えられています。地球が誕生して46億年ですから、それに比べるとトラペジウムは、生まれて間もない赤ちゃんといえるでしょう。
オリオン大星雲には、まだまだ星間ガスと呼ばれているたくさんの星になるもとがつまっており、現在も執と星が誕生していると考えられています。

