1月5日は二十四節気のひとつ、小寒(しょうかん)です。すでに寒さも本格的なものになっており、寒風吹きすさび、北国では雪に悩まされるころです。
また、この日は「寒の入り」でもあり、立春(今年は2月4日)の前日までのおよそ1か月間を「寒の内」といいます。
寒の内は季節で言うと晩冬ですが、1年で最も寒いとされる時期です。油断して体調を崩すことなくこの冬を乗り切りたいものです。
ところで、皆さんは二十四節気が何を基準に決められたものかご存じですか。地球は1年で太陽の周りを一周しますが、逆に地球から見れば太陽が地球の周りを一周しているようにも見えます。二十四節気は、この太陽の一周を24に区切って季節を配置したものなのです。
昔の日本では中国から渡ってきた太陰暦という暦を使っていました。しかし、太陰暦では1年をおよそ354日としていたため、そのうち季節と暦にずれが生じてしまいます。そこで、季節を正確に知るために作られたのが、二十四節気だったのです。
お天気豆知識(2026年01月04日(日))


「寒の内」は、一年で寒さがもっとも厳しい時期です。日本には古くからこの寒さの中で猛烈な練習を行う「寒稽古(かんげいこ)」という慣習があります。
これには体を鍛え、技を磨くだけでなく、精神修養の目的もあります。
寒稽古というと、剣道や柔道などの稽古を思い浮かべますが、厳しい寒さの中で練習を行う技芸はほかにもあります。たとえば、浪曲などの日本独自のうたには、「寒復習(かんざらい)」と呼ばれる鍛錬法があります。
これは昔から厳しい寒さの中で行う鍛錬が芸を伸ばすと信じられていることから、特に寒い早朝や夜遅くに行い、精神を鍛える意味も込められた稽古です。
寒の内に行う厳しい発声練習は「寒声(かんごえ)」といいます。ほかにも三味線の修行は「寒弾(かんびき)」相撲の稽古は「寒取(かんどり)」とよばれます。
寒さで気が引き締まり、練習にも熱が入れば技芸の上達も早まることでしょう。

