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お天気豆知識(2024年09月18日(水))

秋の七草
秋の七草

朝晩の空気に秋の涼しさが感じられるようになり、草花からも秋の訪れを実感できる季節となりました。
野山や川岸を探せば、「秋の七草」であるハギやススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウを見つけることができます。
秋の七草は、歌人の山上憶良(やまのうえのおくら)が秋に見られる代表的な草花として7種を選び、万葉集で詠んだことから一般に広まりました。
秋の七草は、春の七草とは違い七草がゆとして食べて楽しむ風習はありませんが、秋を知らせる花としてはなじみ深い草花ばかりです。
近くの野山などへ秋を探しに出かけてみるのもいいかもしれませんね。

薬になる草花
薬になる草花

秋の七草は、食べて楽しむことはしませんが、薬として服用できるものはあります。
漢方薬にも用いられる薬効をもったものには、キキョウやクズがあり、日本でもよく使われている「桔梗湯(ききょうとう)」や「葛根湯(かっこんとう)」などの薬になります。
桔梗湯は、主にキキョウの根からなる生薬で、のどのはれに効果があります。キキョウの根にはサポニンという成分が多く含まれているので、たんを取り除く効果も期待できます。
また、乾燥させたクズの根を利用した葛根湯は、かぜの初期症状に効果のある薬です。クズには発汗を促したり、熱を下げる作用があるほか、肩こりを改善する効果もあります。
このほかにも漢方では、オミナエシの根を「敗醤根(はいしょうこん)」とよんで炎症を取り除くのに用いたり、ナデシコを利尿のための薬にしたりと、さまざまな草花が薬として現在も使われているのです。

過去のお天気豆知識

蜃気楼の種類・12026年03月30日(月)
タンカーの着桟(ちゃくさん)2026年03月29日(日)
ツバメ2026年03月28日(土)
春はのっこみの季節2026年03月27日(金)
花曇り2026年03月26日(木)
グリーンピース2026年03月25日(水)

各地の天気

お天気豆知識

蜃気楼の種類・1

蜃気楼の種類・1

春の日に見られる、まか不思議な現象に蜃気楼(しんきろう)があります。これは遠くの方に突如として町並みなどが現れるもので、限られた時間帯や場所でしか見ることができません。蜃気楼とはいったいどうやってできるのでしょうか。一口に蜃気楼といってもいくつかの種類に分けられます。ひとつは、実際の像が逆さになって、下に写る様に見えるものがあります。このタイプには、夏の日中に見られる「逃げ水」があります。遠くの路面に水たまりがあるように見えたり、歩いている人が水たまりに写っているように見えます。また、砂漠で遠くにまるで湖が広がっている錯覚を起こさせる現象もこのタイプです。もうひとつのタイプは、実物よりも物体が上にのびて見える場合です。このタイプのものにも、見え方はいろいろあり、実像がそのまま浮かび上がって見える浮島現象(うきしまげんしょう)や、実像の上に実物を倒立させた像が重なって見える場合などがあります。このタイプの蜃気楼は、見られる場所や発生する割合が少ないのですが、国内では富山湾岸の魚津(うおづ)がこの現象が見られることで有名です。富山湾では春に限って、このめずらしい現象が見られるのです。

タンカーの着桟(ちゃくさん)

タンカーの着桟(ちゃくさん)

春は強風が吹きやすく、時には船が転覆してしまうほど海が荒れることがあります。海外から燃料などを運んでくる大型のタンカーにとっても、強い風が厄介者であることに変わりはありません。船が天気の影響を受けるのは航海している間だけではなく、実は港に到着してからも、風や波に大いに悩まされることがあるのです。沿岸や海上に突き出た桟橋に大型のタンカーを着けることを着桟(ちゃくさん)といいます。それぞれの桟橋には、その海の特性によって、着桟が許される風速や波の高さなどが決められています。そのため、天気が荒れているときにはタンカーを桟橋へ着けることができず、たとえ桟橋の目と鼻の先の位置にまで来ていても、運んできた燃料などを陸にあげるには、天候が穏やかになるのを待たなければならないのです。なぜタンカーの着桟にそれほど慎重になるかというと、タンカーは小回りが利きにくい上、一旦動き出せばすぐには止まれないため操縦が非常に難しいのです。また、なかには莫大な量の燃料などの危険物を積んでいる場合もあります。もし大量の燃料が流出したり、爆発事故などが発生すれば大惨事になりかねないため、着桟にはけっして失敗は許されないのです。

ツバメ

ツバメ

暖かくなるとともに、ツバメが元気に飛び回る季節がやってきました。九州から関東にかけての地域では朝の最低気温が10度以上になるころ、それ以外の地方では最低気温が5度から8度くらいになったころにやって来るといわれています。例年では沖縄県では2月頃から見られ、北海道の函館市で見られるようになるのは4月末のことになります。昔の農家の人々はツバメを「益鳥(えきちょう)」として歓迎していて、中には巣作りに必要な泥まで用意して待っていた人もいたようです。その理由は、ツバメは夏になると田んぼや畑の上を飛び回り、害虫をえさとして捕ってくれるからです。もともと、ツバメはがけや洞くつに巣をつくっていたのですが、いつのころからか敵の多い危険な自然の中を避け、大切にしてくれる人間の住む、安全な建物などに巣をつくるようになりました。しかし、最近は田畑が減ったり農薬が使われるようになったことで、えさになる虫も減ってきています。また、都会では地面がアスファルトなどに覆われてしまい、巣作りに必要な土が減っています。そのため、ツバメの数は減ってきているようです。