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お天気豆知識(2024年09月17日(火))

秋の味覚狩り
秋の味覚狩り

食欲の秋といわれるように、秋になると食欲がわいてきます。
これは、寒い冬に向けて栄養を蓄えておこうとする人の本能が影響しています。その上、とれたてでおいしい秋の味覚が食卓にならび始めるので、ますます食欲に拍車がかかるのではないでしょうか。
旬の味覚は、お店で購入することもできますが、自分で収穫すればおいしさもひとしおです。最近では観光農園などで手軽に味覚狩りができるので、家族や仲間と一緒に収穫を体験してみるのもよいでしょう。
サツマイモ掘りのシーズンはだいたい10月ごろです。栗拾いは9月が中心で、西日本では10月下旬でも楽しめるところがあります。
栗はおいしく熟すと枝から離れて落ちるので、文字通り、枝についたものではなく地面に落ちた栗を拾いましょう。
また、秋には温州(うんしゅう)みかんも収穫できます。みかんといえば冬というイメージがありますが、早いところでは9月からみかん狩りを楽しむことができます。
秋に収穫期を迎える食べ物は、ほかにもりんごや梨、柿、ぶどう、きのこなど様々あります。地元で採れたての秋の味覚を楽しんでみるのも良いですね。

芋掘り
芋掘り

大地と格闘しながらのサツマイモ掘りは、子供のころに体験したことのある方も多いでしょう。広々とした畑の中にきれいな葉っぱが並び、それを掘ると土の中からさつまいもが登場します。
サツマイモは根の一部がふくらんだもので、丈夫な根に数個のサツマイモが連なっています。そのため畑の土が十分にやわらかければ、シャベルなどを使わずに葉っぱをつかんで引くだけで、ズルズルとサツマイモがあらわれます。
ひとつのことからそれに関する多くのものが執にあらわれることを「芋づる式」といいますが、語源はこのサツマイモです。
明治時代に次から次へと出世していった薩長の藩士達を皮肉って、特産のさつまいもとかけて「芋づる式に」と表現したのが始まりといわれています。
一方、同じようにジャガイモも地中にイモができますが、これは根ではなく茎の一部がふくらんだものです。サツマイモのように地上にでている茎を引っ張っても、すべてのイモがつながって採れるということはないため、土を掘って収穫します。
さわやかな秋晴れのもと汗を流して収穫したイモは、この上なくおいしいことでしょう。

過去のお天気豆知識

霜柱のできかた・12025年11月24日(月)
カブ2025年11月23日(日)
トウガラシ2025年11月22日(土)
小雪(しょうせつ)2025年11月21日(金)
雪を降らす機械2025年11月20日(木)
雨・雪の目安2025年11月19日(水)

各地の天気

お天気豆知識

霜柱のできかた・1

霜柱のできかた・1

寒い冬の朝、ふと道端の霜柱に目がとまり、ざくざくと踏みつぶして、気がつくと靴がどろんこになった経験はありませんか。霜柱は、土の中の水分が凍ってできたものです。夜間から明け方にかけて地面が冷やされると、土の中の水分は、毛細管現象によって地表に向かって細かい土の粒の間を上っていきます。上がってきた水分は、地表面で冷やされて氷となり、後から執上がってくる水分も地表面で冷やされ、前に凍っていた氷を押し上げます。これを繰り返して、氷は直径2から3ミリの柱になり、上へ上へと押し上げるようにどんどん伸びて、長さ数ミリから数センチの霜柱ができあがるのです。霜柱の押し上げる力はとても強く、小石などを簡単に押し上げます。そのため、霜柱の上には一緒に押し上げられた土がついていることが多く、踏みしめると靴は泥だらけになってしまうのです。

カブ

カブ

これからの季節に旬を迎える野菜にカブがあります。カブはヨーロッパでは紀元前から栽培されていて、日本においても最も古い歴史を持つ野菜のひとつとなっています。かなり昔から栽培されてきたこともあり、現在、全国でおよそ80種類もの品種が作られています。現在は根野菜という印象が強いのですが、カブにはカブラ、カブラナ、スズナなどという別の呼び名があり、春の七草のひとつにも数えられていることから、主に葉野菜として食べられてきたようです。根も葉も食べられますが、根の部分と葉の部分では栄養素が違います。根は淡色野菜で、ビタミンCやでんぷん分解酵素であるジアスターゼ、整腸作用を促す食物繊維などが多く含まれています。一方、葉は緑黄色野菜で、ビタミンCやカルシウム、鉄、食物繊維などを豊富に含んでいます。根で消化吸収、葉で栄養補給。カブは根と葉を両方使うことによって、その真価が発揮される食材なのです。

トウガラシ

トウガラシ

世界中の食卓で欠かせない調味料のひとつにトウガラシがあります。トウガラシは中南米が原産で、コロンブスがヨーロッパに持ち帰り世界中に広まったと言われています。トウガラシを使った調味料の種類は非常に多く、メキシコ料理で使われるチリパウダーやタバスコ、中華料理のラー油、豆板醤(トウバンジャン)、日本の七味唐辛子などがあります。日本でも古くから栽培されており、なじみの深い鷹の爪(タカノツメ)の他にも、京阪地方で栽培されている伏見(フシミ)や、辛みの少ないシシトウガラシなど種類も豊富です。トウガラシの魅力である刺激的な辛みのもとは、カプサイシンと呼ばれる成分です。カプサイシンは脂肪の燃焼を助けると言われ、肥満防止やダイエットに効果があるとされています。また、胃や腸の神経を刺激したり、血行を良くしたりして体を温める作用もあります。トウガラシの辛み成分は熱に強く、加熱してもその効果はなくなりません。どんどん寒くなる冬こそトウガラシを食べて、体の内側から温かくなりましょう。