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お天気豆知識(2025年11月11日(火))

暖房器具の特徴
暖房器具の特徴

立冬を過ぎ、暦の上では冬になりました。昼間は暖かいこともありますが、朝晩は暖房器具が活躍し始めているところもあるでしょう。
暖房器具には様々な種類があり、それぞれの特徴を知っておくと、効率よく部屋を暖めることができ、快適に過ごせます。
たとえば、石油ストーブは火をつけるとすぐに部屋全体が暖かくなるため、寒い朝などは重宝します。なじみ深い暖房器具ですが、灯油を燃焼させるため空気が汚れやすく、こまめに部屋の空気を換気する必要があります。
つぎに、エアコンは、電気で動くため空気が汚れる心配がありません。しかし、湿度が低くなり部屋が乾燥しやすくなります。乾燥は肌のかさつきや風邪を引きやすくするため、加湿を心がけたいもためす。
そして、ホットカーペットは足もとから部屋を暖め快適ですが、長時間肌が触れていると低温やけどをする恐れがあります。また、足もとという部屋の一部分しか暖めることができないため、エアコンなどと併用して使うとより効果的です。
このように、それぞれの暖房器具は長所・短所を持ちあわせているため、使う場所や時期に応じて使い分けるといいでしょう。

オイルヒーター
オイルヒーター

冬に向けて日に日に寒さがつのってくると、暖房器具の出番が増えます。
暖房器具と言えば、エアコンや石油ストーブなどが一般的ですが、火を使わず快適に部屋を暖める器具としてオイルヒーターがあります。
オイルヒーターはヨーロッパから伝わったもので、もともとヨーロッパで昔からポピュラーだったのは、オイルではなく、お湯をパイプに通して家中に循環させるセントラルヒーティングと呼ばれるものでした。その後、熱伝導性のよいオイルを使用し、1部屋だけを暖められる簡易型の暖房機として、オイルヒーターが考案されたのです。
オイルヒーターは、本体の内部に密閉されている燃えにくいオイルを電気で温め、ヒーター内で循環させることにより熱を放出する仕組みになっています。また、オイルを使っていてもオイル自体を燃焼させるわけではないので空気は汚れず、嫌なにおいも発生しません。
部屋全体を暖めることができるのも特徴です。石油ストーブやエアコンは空気を暖めることで部屋の温度を上げますが、オイルヒーターは人や家具、壁、床などの表面温度を上げることによってゆっくりと部屋全体を暖かくします。このためオイルヒーターは輻射熱(ふくしゃねつ)暖房と呼ばれ、部屋の温度はなかなか冷めにくくなっています。

過去のお天気豆知識

二百二十日2026年09月10日(木)
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二百二十日

二百二十日

9月11日は「二百二十日」です。立春から数えて220日目にあたるこの日は、八朔(はっさく)(旧暦8月1日)、二百十日と並んで、三大厄日として恐れられてきました。二百二十日は、二百十日と同じ意味を持っています。この時期はさまざまな農作物の収穫期にあたるため台風が収穫の前に来るか、後に来るかで、その年の1年の努力が水の泡になることもあります。また、漁をする人たちにとっても、海上で嵐に遭遇すれば、まさに生死に関わるため、台風の来る時期を事前に知りたいという思いから暦にこの言葉が記されるようになりました。ただ、実際には9月上旬より下旬の方が大型台風が多く襲来します。昭和以降では、タイタニック号に次ぐ犠牲者を出した洞爺丸の沈没事故がおきた1954年の洞爺丸台風や、高潮で大きな被害がでた1959年の伊勢湾台風。リンゴの被害が多かった1991年の台風19号や、高潮で大きな被害を出した1999年の台風18号など、多くが9月26日前後に日本に上陸しています。このことから、現代では二百十日や二百二十日といった言葉は、そろそろ大型台風が襲来しやすくなるので、警戒を強めるようにとも受け取ることができます。

秋の台風の特徴

秋の台風の特徴

9月後半にかけては台風の襲来が多くなります。秋台風の特徴は、強い大型の台風が多いことです。これは、海水温が高く、台風が勢力を保ったまま日本列島に近づくことが原因です。大きな高潮災害が起きやすいという特徴もあります。また、秋雨の季節ですので、台風が秋雨前線を刺激して大雨になることもあります。昭和の三大台風と呼ばれる室戸台風、枕崎台風、伊勢湾台風も9月の後半に襲来した台風でした。室戸台風は1934(昭和9)年9月21日に高知県室戸岬付近に上陸しました。大阪湾で高潮が発生するなど、近畿地方を中心にかつてない風水害がもたらされました。また、枕崎台風は1945(昭和20)年9月17日に、鹿児島県枕崎市付近に上陸しました。激しい雨が降り、広島県を中心に洪水や土砂災害の大きな被害が出ました。伊勢湾台風は1959(昭和34)年9月26日に和歌山県潮岬付近に上陸しました。広い範囲で大雨となり、伊勢湾で高潮が発生するなどして全国で5000名以上が犠牲になりました。1999年の9月24日には台風18号の影響で熊本県の宇城(うき)市(旧不知火町)で高潮により12名の命が失われています。大型の台風シーズンはこれからなので、十分に気をつけてください。

重陽(ちょうよう)

重陽(ちょうよう)

9月9日は重陽(ちょうよう)の節句です。あまり聞きなれない言葉ですが、江戸時代の祭日である「五節句」のうちの一つです。五節句には、新年に七草がゆを食べて一年の無事を祈る人日(じんじつ)の節句(1月7日)、ひなまつりの上巳(じょうし)の節句(3月3日)、端午の節句(5月5日)、七夕の節句(7月7日)があり、その最後を締めくくるのが9月9日の重陽の節句です。春の上巳の節句は桃の節句、初夏の端午の節句は菖蒲(しょうぶ)の節句と呼ぶように、重陽の節句は菊の節句とも呼ばれます。重陽の節句には、邪気を払い長寿と一家の繁栄を祈って菊の花を浮かべた酒を飲んだり、菊に綿をかぶせて、露で濡れたその綿で体をふく習わしもあり、平安時代から明治時代までは庶民の間でこのような様々な行事が行われていました。しかし最近では菊の品評会が行われる程度でほかの節句に比べてなじみのうすいものになっています。せっかくですからたまにはお酒に菊を浮かべ、この節句を祝ってみるのもいいかもしれませんね。